![ハルフウェイ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/81vPWTO2bnL.__AC_SX300_SY300_QL70_ML2_.jpg)
ギタリスト、シンガーソングライターのReiが好きな映画として推していたので（※）、
僕も買って観ることにしました。
（それまでにも、岩井俊二監督関連作品として、気にはなっていたのですが……
恋愛のお手本だと思いました。
好き。一緒にいたい。
だけれども、お互いに事情がある。
ではどうするのか。と、真剣に考える。
友達や、先生に相談し、話を聞いてもらい、考えを聞く。
DVD特典の未公開映像を含む『メイキング オブ ハルフウェイ』も良かったです。
特に先生役の大沢たかおがアドバイスをするシーン。本編ではカットされたこのシーンで理解が深まったように思います。
おそらく、二人が出す答えに直接触れるのでカットされたのだと思いますが
オフィシャル・インタビューで北乃きいが「役と自分を比べて」の質問に対し「自分の学生生活とか、青春とは、全く別物」と語っていたのも印象的です。
たしかに、実際の高校生活は部活以外にも勉強や学校行事や友達との付き合いなどでここまで恋愛にのめり込むことができる人はまれだと思います。この映画のように、お互いのことを真剣に考える恋愛は経験できません。
だから、この映画が貴重なのだ、自分のお気に入りとして、長く心に残るのだな。と理解しました。
それにしても、自分とは性格が異なる女の子をふんだんなアドリブで演じた北乃きいってすごいですね。
特に前半の「やっぱ、一緒に帰ります！」までのシーン。（このシーンまで、二人はお互いに緊張して丁寧語）
大人になると、理路整然と異性を口説くわけですが、
たしかに、十代のころって、支離滅裂に体当たりで接していました。
（自分の場合はこんなふうに恋愛にのめり込むことは（相手もいなかったし）なかったですが、いろいろ支離滅裂だったことを思い出しました。）
もう一つ。
テーマ曲Salyu『HALFWAY』に乗せて二人が語る「ヒロとシュウ、その後。」
主演の二人ともが「映画で語られたあとの二人の恋の行方」について同じように語っていたのが感慨深いです。
恋の行方はどうなろうとも、真剣に向き合った十代の経験は宝物なのだろうと思います。
自分が経験しなかった分、この映画を繰り返し観たいと思います。
このDVDは、僕の宝物になりました。
（※）WOWOWの音楽情報番組「ぷらナタ」
Reiの3枚目のアルバム
ORB
レコ発ライブツアーを終えた時期。2016年秋の放送。
映画の主題歌「HALFWAY」が収録されているSalyuのアルバム
MAIDEN VOYAGE(初回限定盤)(DVD付)
を「私を構成する9枚のアルバム」のコーナーで紹介。
特に「HALFWAY」のギタープレイと曲の構成の見事さを指摘すると同時に
映画も好き、と、この作品を推していました。
リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD
]のころからSalyuが好きとも。
