ウォルター・デイヴィス.Jrって、ときどきウォルター・ビショップ.Jrと、勘違いしてたり・・・。顔は全然違うんだけど、参加メンバーを見て、どっちだっけか?・・・と。
それはさておき、リーダー作を初めて聴いたけど、大変良い作品でした。彼のプレイを聴いてたのは、マクリーンか誰かのバッキングの時だっけかな。ジャズ・メッセンジャーズにも在籍してたらしいけど、その時期は、ボビー・ティモンズが重なっていて、あまり印象が湧かないんだけど、曲とかアルバムによっては参加したたってことなんだろうか。そこは詳しくなくて。
内容は、ビ・バップ〜ハードバップの系譜を理想的に継承して体現する楽曲とプレイと面子。本人のピアノプレイ自体が特に特徴的ということではなく、その良さは、作曲・アレンジ面と、フロントのホーンを筆頭に、他のメンバーの個性をひきたてるような、センスが良いまとめ役に徹することであろうか。ジャッキー・マクリーンとドナルド・バードのコンビは、マクリーンとアート・ファーマーなどと並んで、とにかく相性の良い音の色合いで素晴らしい。マクリーンも、もう数年すると、もっと尖鋭的で、音の色合いが違う面子と組むことが増えるが、この時代ならではのコンビネーションの良さだ。サム・ジョーンズ、アート・テイラーの職人芸リズムセクションの仕事は、全く外れなし。
全体の印象は、やはりブルーノートにおける唯一のリーダー盤を残した、デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・ジョーダン」に近いイメージのかぶりだと感じた。あまり饒舌すぎず、テクニックよりも作曲に力を発揮するピアノ。フロントの2ホーンを良く歌わせるアレンジ。アップテンポからバラードまでバラエティ豊かな構成、捨て曲なしと、言うことなし。デューク・ジョーダンが、ややクラシカルというか、格調は高いがファンキーさは少ないのに対して、ウォルター・デイヴィス.Jrのほうが、ややファンキーで黒人的、遊び心も多く親しみ安さは売りだろうか。
テーマ部分は、アンサンブルを重視して、キャッチーでポップにまとめ、ソロもメロディアスでほどが良い。とにかく、バランス感覚に優れた作品と思う。
デイヴィス・カップ
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2007/8/20
"もう一度試してください。" | CD, オリジナルレコーディングのリマスター |
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CD, SACD, インポート, 2012/1/9
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CD, 限定版, 2004/12/8
"もう一度試してください。" | 限定版 |
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CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 1993/5/26
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター |
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CD, 限定版, オリジナルレコーディングのリマスター, 1998/9/30
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, 限定版 | — | ¥792 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2007/9/26
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター |
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| — | ¥1,480 |
CD, 限定版, 2015/7/1
"もう一度試してください。" | 限定版 |
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CD, 限定版, 2009/9/16
"もう一度試してください。" | 限定版 |
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| — | ¥11,640 |
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曲目リスト
1 | スメイク・イット |
2 | ルードル・ロット |
3 | スイートネス |
4 | ルンバ・ヌンバ |
5 | マイナー・マインド |
6 | ミリーズ・デライト |
商品の説明
ハード・バップの名脇役がジャッキー・マクリーン、ドナルド・バードらを従え、
リーダーとして本領発揮した作品。
<スメイク・イット><マイナー・ムード>と名曲も多い。
ジャズの最高峰!
Blue Note Best & More第2回50タイトル
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 12.7 x 14.61 x 1.27 cm; 90.72 g
- メーカー : EMIミュージックジャパン
- EAN : 4988006875005
- 時間 : 38 分
- レーベル : EMIミュージックジャパン
- ASIN : B002HJ5X54
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 240,434位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 20,079位ジャズ・フュージョン (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年7月30日に日本でレビュー済み
ウォルター・デイヴィス・ジュニア、1959年の録音で唯一のブルーノート・レーベルのリーダー作品。共演者はトランペットがドナルド・バード、アルト・サックスがジャッキー・マクリーン、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがアート・テイラー。全曲ウォルター・デイヴィス・ジュニアの作品。リズム隊をぐいぐい牽引していくピアノが気持ちいい。ハード・バップを根底に、リズムと和音をダイナミックで、かつ繊細に表現するピアノは、まさに絶品。
2016年3月23日に日本でレビュー済み
ウォルター.デイヴィスが唯一ブルーノートに残したリーダーアルバム。ここに収録されてる曲、どれも翳りのないサウンドに聴こえます。アルととラッパの2管だからそう聴こえるかな?4曲目のラテンなんかは一歩間違えると日本の子供向けの唄に出てきそうな楽しさがあります。この時期のドナルド.バードは絶好調だしバンド全員がセッションを楽しんでる感じがします。ブルーノートでこれ1枚だけってのは勿体ないような気がします。ていうかこの人1960年代に1回リタイヤして70年代まで音楽活動を止めちゃうんです。何が彼をそうさせたのかを知る由はありませんが、彼の才能が存分に出ている作品と思います。
2016年7月23日に日本でレビュー済み
曲が全然面白くないのがつらい
全てウォルター・デイヴィスJr. の自作曲らしいけどことごとく、ことごとくつまらない
ジャズはアドリブの芸術っていうけど、曲がクソだとどうしようもないのがよくわかる
特にSweetnessの退屈さは筆舌に尽くしがたい。ウォルターの長いソロも凡庸
Rhumba Nhumba も面白そうな曲想だけど全っ然弾けきれてない
そしてMillie's Delight のなんとも歯切れの悪いブツ切れの終わり方
なんか知らんけどD・バードとジャッキーはやたら伸び伸びと演奏してるんで2人のファンにはいーんじゃないでしょうか
個人的には拷問のように退屈なジャズだったけど・・・
全てウォルター・デイヴィスJr. の自作曲らしいけどことごとく、ことごとくつまらない
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特にSweetnessの退屈さは筆舌に尽くしがたい。ウォルターの長いソロも凡庸
Rhumba Nhumba も面白そうな曲想だけど全っ然弾けきれてない
そしてMillie's Delight のなんとも歯切れの悪いブツ切れの終わり方
なんか知らんけどD・バードとジャッキーはやたら伸び伸びと演奏してるんで2人のファンにはいーんじゃないでしょうか
個人的には拷問のように退屈なジャズだったけど・・・
2013年6月25日に日本でレビュー済み
そこそこ聞けます。
いいムードで。
ピアノ。小気味よい感じで...
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2004年11月22日に日本でレビュー済み
某Jazz漫画に、おまぬけテーマ曲として載ったのが、4曲目。まあ確かにおまぬけだけど、演奏の方はMcleanも含めてなかなか、ですよ。W.Davisはちょっとワンパターン奏法だけど、いいスイングをします。
他の国からのトップレビュー
Magno
5つ星のうち5.0
Hard bop de primeira
2021年6月22日にブラジルでレビュー済みAmazonで購入
Piano espetacular. Acompanhado de uma cozinha coesa e inquieta. E sopros casados e floreantes
Joseph Jones
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Underrated Pianist
2017年12月29日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Hard Bop
Jazzrook
5つ星のうち5.0
Walter Davis, Jr.'s classic BLUE NOTE debut from 1959.
2012年7月18日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Once Charlie Parker's pianist in the early 1950s, Walter Davis,Jr., recorded very few albums as leader but made this impressive debut for BLUE NOTE on August 2, 1959 with a stellar quintet including Jackie McLean(alto sax), Donald Byrd(trumpet), Sam Jones(bass) & Art Taylor(drums). Highlights of the six memorable Davis compositions are the ballad 'Sweetness', 'Rhumba Nhumba' & the opener ''Smake It'.
Despite the short playing time of 38 minutes, the overlooked 'Davis Cup' is a rewarding hard bop album that deserves a place in any modern jazz collection.
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