生活感の無い部屋で、ミネラル・ウォーターで茹でた玉子を毎日一個食べる女と、その女を隠し撮りし続ける神経質なカメラマンの物語。
美しい。
美しいがつまらない。
時系列やディテールも変。それでもなお美しい。
操上和美監督の美意識なのだろう、やたらと物を食べるシーンが出てくる。
無表情で唇の動きをクローズアップする様は、唇の持つエロチシズムを追求しているようにも見える。
そう言えば、以前北野武監督が『唇は女性器に通じる物を感じるから、俺は物を食べるシーンは撮らない』(「TVタックル」での大竹まこと との雑談)と言っていたが、この作品はその対極にあるのかも知れない。
しかしながら、美意識に徹したこの作品は、きっと黒澤明の「夢」のような作品が好きな人はハマるだろう。
ボーナス・トラックのメーキングによれば「ゼラチン・シルバー」は、写真の印画紙表面の感光材の「銀塩」(塩化銀)の事だそうだ。 写真家じゃなきゃ分からないよね〜。
ゼラチン シルバーLOVE デラックス版 [DVD]
ダブルポイント 詳細
フォーマット | ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | 永瀬正敏, 宮沢りえ, 天海祐希, 役所広司, 操上和美 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 27 分 |
【まとめ買いフェア開催中】よりどり2点以上で5%OFF
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商品の説明
“監視”
それは、あまりにも純粋でエロティックな行為―。
永瀬正敏×宮沢りえ×天海祐希×役所広司
豪華スターが鮮烈に魅了する、官能のサスペンス!
【本篇ディスク特典】
●メイキング
●初日舞台挨拶
●予告編
【スタッフ】
原案・撮影監督・監督:操上和美
主題歌:井上陽水『LOVE LILA』
脚本:具 光然(『偶然にも最悪な少年』『The焼肉ムービー プルコギ』)
【キャスト】
永瀬正敏/宮沢りえ/天海祐希/役所広司
【ストーリー】
男がビデオカメラを向けて監視する運河の向こうの部屋。レンズが捉える先には妖しく美しい女の姿があった。毎日毎日、男は女を撮り続ける。女はファッションモデルのように着飾って家を出て行く。男は依頼人に女の正体を問いただすが、何も聞き出せない。ある日男は交通事故の現場で、血を流す被害者を見ている女を見つける。そのころマスコミは連続殺人事件を報道していた。いつしか男は撮ることを止め、女を追跡し始める。彼女の周りには「死」の匂いが漂い、交わってはならない2人の運命が交差してゆく…。
【劇場公開情報】
2009/3/7より銀座テアトルシネマほか全国ロードショー公開
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988102729639
- 監督 : 操上和美
- メディア形式 : ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 1 時間 27 分
- 発売日 : 2009/9/18
- 出演 : 永瀬正敏, 宮沢りえ, 天海祐希, 役所広司
- 販売元 : ジェネオン・ユニバーサル
- ASIN : B002HP7UZY
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 156,903位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,402位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 7,154位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月23日に日本でレビュー済み
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2023年11月5日に日本でレビュー済み
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宮沢りえのファッションと食事シーンは★5つ。申し訳ないけれど、ストーリーはありきたり。
2009年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真家、操上和美という人は、若い時にコップ一杯の水を撮影する練習を何時間も何時間も続けたそうです。普通に撮影するのではなく、長時間露光したり、望遠レンズで撮影してみたり、そういうのを1ヶ月、2ヶ月と続けていって初めてコップの本質みたいなのがわかったそうです。
写真というのは、平面的なものだから、1番綺麗に見える角度を探し続けるのだそうです。映画では、最初、窓のある角度からしか撮影できませんでした。
彼女をなんとか1番綺麗に見える角度、状況を探します。
そして、最後に彼女が1番綺麗に見える角度、状況で撮影することに成功します。
彼女が最も美しいポーズをとった瞬間に。
写真家という生き物は、自分が撮影した写真が自分の命よりも長生きしてほしいと思う生き物なのである。
写真というのは、平面的なものだから、1番綺麗に見える角度を探し続けるのだそうです。映画では、最初、窓のある角度からしか撮影できませんでした。
彼女をなんとか1番綺麗に見える角度、状況を探します。
そして、最後に彼女が1番綺麗に見える角度、状況で撮影することに成功します。
彼女が最も美しいポーズをとった瞬間に。
写真家という生き物は、自分が撮影した写真が自分の命よりも長生きしてほしいと思う生き物なのである。
2019年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そうだ!前に見た時に
映像だけの映画だった
出演者が良いのに
編集がつまらなかった
映像だけの映画だった
出演者が良いのに
編集がつまらなかった
2011年12月12日に日本でレビュー済み
スタイリッシュな映像、役者、ファッションどれをとってもいちいちオシャレですが、ただそれだけです。 ゴダール、ジャームッシュの不条理系が好きな人には堪らないでしょうが、散々観た私にはコピーにしか見えず正直うんざりです。 若い人はこれを観て間違っても憧れませんように。
2015年3月11日に日本でレビュー済み
映像のクオリティは非常に高い。
スタイリッシュで、しかも華美ではなく、不要な物をそぎ落とした洗練された映像。
被写体の持つ美しさや生命感のエッセンスをギュッと絞ったような映像は確かに素晴らしい。
が、それだけ。
それだけで、この時間引っ張られるとツラい。
話は起伏がなく単調そのもので、何の意味も価値も無い。
1/3〜1/4の時間だったら良かったかもしれない。
ストーリーの破綻や無意味さが、逆に魅力になる不条理映画もあるけど、
この映画はそうではない。ただつまらないだけ。
しかも販売店やレンタル屋で、「サスペンス」に分類されているのが、更に印象を悪くする。
サスペンスでストーリーが退屈・荒唐無稽では、その映画に価値を見出すのは絶望的だ。
せめてイメージ映像とか、映像で見る写真集、といった立ち位置ならまだ救われるけど。
「写真集としても通用する」的な賞賛の仕方もあるのでしょうが、
「写真集としてしか通用しない。映画としては機能していない」というのが正解です。
スタイリッシュで、しかも華美ではなく、不要な物をそぎ落とした洗練された映像。
被写体の持つ美しさや生命感のエッセンスをギュッと絞ったような映像は確かに素晴らしい。
が、それだけ。
それだけで、この時間引っ張られるとツラい。
話は起伏がなく単調そのもので、何の意味も価値も無い。
1/3〜1/4の時間だったら良かったかもしれない。
ストーリーの破綻や無意味さが、逆に魅力になる不条理映画もあるけど、
この映画はそうではない。ただつまらないだけ。
しかも販売店やレンタル屋で、「サスペンス」に分類されているのが、更に印象を悪くする。
サスペンスでストーリーが退屈・荒唐無稽では、その映画に価値を見出すのは絶望的だ。
せめてイメージ映像とか、映像で見る写真集、といった立ち位置ならまだ救われるけど。
「写真集としても通用する」的な賞賛の仕方もあるのでしょうが、
「写真集としてしか通用しない。映画としては機能していない」というのが正解です。
2010年2月24日に日本でレビュー済み
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本当は映画館へ行きたかった作品でしたがDVDで観ました。ストーリー的には少し期待し過ぎていたかもしれません。俳優や監督が好きな方、または写真が好きな方には勉強になり良い刺激を受けることができると思います。映像や照明の使い方などプロを感じさせられ、惹かれる部分が随所にありました。そして「宮沢りえ」という女優の魅力を改めて感じました。この役を他の方がされたところで、「おしゃれな映画」は出来たとしても女性の魅力の奥深さを感じさせることはないだろうと思わせるような、宮沢りえの存在感が素晴らしいです。永瀬さんは仕事上お会いしたことがあるのですが、何とも言えない女性をドキっとさせるような一癖も二癖もありそうでほっとけない、危なっかしい雰囲気のある魅力的な人で、フィルムでもそのまま現われていたように思います。男女の性の愚かさや運命的なものを、個人によって受け取り方が様々であるようにこの作品に対してもまた様々でしょう。
2009年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大御所カメラマンである操上和美が、その人脈をフルに使った豪華キャストで好きなように撮ったイメージビデオといった趣向の作品。商業写真の大家だけあって、凝りに凝った映像はスタイリッシュで美しく、どの一瞬を切り取っても写真集の1カットになりそう。裸もキスシーンも使わずに大人の男女のエロティシズムを見せつけてくれます。宮沢りえ、永瀬正敏のファンならぜひ一度観て欲しい。
ただし、映画として観るとがっかりすること請け合いです。どこまでも映像と音楽が主役のイメージビデオ風のつくりで全編を通してほとんど台詞はなく、設定も不条理、ストーリーらしいストーリーもありません。
私はカメラマンとしての操上氏のファンなので、この映画を観る90分弱は目くるめく至福のひとときでしたが、「映画」を期待する観客からは監督の独りよがり、自己満足と言われても仕方ないかなと思います。
人によって星5つか1つか、極端に分かれる作品と言えそうです。
ただし、映画として観るとがっかりすること請け合いです。どこまでも映像と音楽が主役のイメージビデオ風のつくりで全編を通してほとんど台詞はなく、設定も不条理、ストーリーらしいストーリーもありません。
私はカメラマンとしての操上氏のファンなので、この映画を観る90分弱は目くるめく至福のひとときでしたが、「映画」を期待する観客からは監督の独りよがり、自己満足と言われても仕方ないかなと思います。
人によって星5つか1つか、極端に分かれる作品と言えそうです。