誰が何と言おうと信じてきた復活。
そしてあの日から待ち続け12年。
相変わらず真面目な歌はとことん真面目に、セクシーな歌はとことんセクシーです。
バンドとしてのブランクを全く感じさせない凄まじい団結力とパワーに、正直脱帽。
それでいて新しい彼らの魅力も満ち溢れています。
今の彼らだからこそ描ける青春がここにあります。
あの日からの年月は無駄ではありませんでした。
かつての青春が甘酸っぱさだとすれば、今作は甘さの中に苦さがある青春だと思います。
やんちゃな楽曲だけではなく酸いも甘いも知り、憂いをも噛み締めた上での青春が満載。
その意味であの日から待ち続けたキッズには勿論、今作は初めての方にもオススメです。
新曲10曲プラス、ボーナストラックとしてかつての名曲たちのライヴテイクが5曲も収録というとんでもない豪華仕様ですし。
これまでの彼らと今の彼らがよくわかるのと同時に、ボーナストラックに新曲が負けてないという彼らの自信を感じられますよ。
あのマークやアートワークについても古参リスナーにはたまりませんね。
I&愛が燃えているようにも羽のようにも見えるあのバンドロゴが最高。
そして彼らの満面の笑顔が今作の出来栄えをを証明していると思います。
98年のベストアルバムに収録された『アゲハ〜これからの君と僕のうた〜』に続く物語が、ここにあります。
3曲目の『激しい雨』にあるように、それぞれの歳月を経た彼らは再び羽を広げ僕たちを連れてはばたきます。
再び彼らと真夜中のレヴォリューションを起こす最高の時が来ました。
正真正銘のオリジナルアルバムでエヴォリューションした彼らと共に。
僕たちのうたは終わらない!
僕たちの青春は終わらない!
VERY VERY VERY FLYING KIDS!