家庭で圧力鍋を時短目的で使っている人の意見を聞くとその多くが
「高圧と低圧の切り替えができる圧力鍋を買ったけど結局ほとんど
高圧しか使ってない」というものです。したがって、この圧力鍋の
ように低圧が付いていないものでも特に問題ありません。
というより錘が揺れ始めた瞬間に火を消しても形がなくなるくらい
煮崩れるようなものはそもそも加圧調理しないでください。
水位によって変わりますが、錘が揺れ始めるまで大体5分から15分程度です。
「錘が揺れ始めるまで強火で」とありますが、強火だと取っ手が焦げるので
中火〜強火くらいの火にする必要があります。その点では3.7Lは底が広く
強火でも取っ手が焦げないのが3Lにはない長所と言えます。
加圧調理後に火を消してから味を染み込ませるために冷ます時間は
圧力鍋でも普通の鍋でもどの道必要なので、そこの時間だけは
圧力鍋だから短縮できるというものではありません。
調理後すぐに食べ始めて味が付いていないと文句を言うのはお門違いです。
尤も、自分の場合は料理は薄味が好みなのであんまり味が染みずに
「素材本来の味」でもそれはそれで美味しいです。
パッキンの臭いが気になるというレビューがありましたが、新品の状態では
少なくとも料理の風味に影響するほどの臭いはないと感じました。
ただし加圧料理後は臭いが結構こびり付きます。確かに臭いますが、
十分に洗っていれば次に作る料理の味に影響するほどではないです。
この圧力鍋を持ったときの感想は「見た目の割に軽い!」でした。
替えパッキンを入手し易い・安全性に配慮・安い・割と軽い・超高圧・
18-8ステンレスで錆びない・底三層・蓋の開閉が容易・蓋が洗い易い、
と条件が揃っている圧力鍋はこの魔法鍋だけです。
魔法鍋以外の圧力鍋はどれも、この条件のどれかが欠けています。
それでマクサスの約半額ということで、性能から見たコスパは現時点で
手に入る家庭用圧力鍋の中ではこれが総合的に最強だと思います。
これの新型は圧力蓋に蒸気噴出方向調整機能があるようですが、
ちょっと高かったので古い型のこれにしました。
付属のレシピ本は大変素晴らしいですがDVDは内容があまりにも短くて
あってもなくても変わらないような代物なので、DVDの有無を購入の
動機にはしない方がいいです。レシピ本の弱火加圧時間は全体的に
少ないと感じました。弱火加圧時間はレシピ本記載の2割増しくらいで
ちょうど良くなると思います。
うちでは既に煮込み用の鍋があったのと、圧力鍋で加圧調理後に
煮込む目的のほとんどが水分を飛ばすためであることを考えて
ガラス蓋は買いませんでした。圧力鍋を普通の煮込み用鍋としても
使いたい人は一緒に買うことをお勧めします。なお、その場合は
amazonよりも楽天で買った方が圧力鍋本体+ガラス蓋+替えパッキンの
セットが8000円台で手に入るので更にお買い得です。
購入者のみ利用可能なワンダーシェフ公式サイトの通販では
普通圧用錘の他、各種パーツがばら売りされています。
なぜか購入者しか閲覧できないという不親切仕様だったので
その一部の価格(送料込)をここに書いておくことにします。
QSA30 普通圧(80kpa/1.78気圧)用おもり 1400円
QSA30 交換用パッキン 3L用(18cm) 1190円
エコグリップガラスふた(高性能ガラス蓋) 18cm 1890円
(代引き手数料1050円)
購入者専用ということで割引価格だと予想していましたが…高い!かなり高い!
圧力鍋本体が高性能の割に安いですから、その反動でパーツが高いようです。
これからワンダーシェフの圧力鍋を買う人は公式サイトのパーツ売り充実という
謳い文句は気にせずにもっと安いところでパーツを買うことをお勧めします。
他のパーツはともかくパッキンだけはamazonでも取り扱ってほしいところです。
パール金属のパッキンは品揃え豊富なのに…パール金属のパッキンは壊れやすく
ワンダーシェフのパッキンは丈夫だから前者がよく売れて後者は全然売れなくて
採算が合わないということなんでしょうか。
色 | シルバー |
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メーカー | ワンダーシェフ(Wonderchef) |
素材 | ステンレス鋼、アルミニウム、フェノール樹脂、66ナイロン、シリコンゴム |
商品重量 | 2.1 キログラム |
容量 | 3 L |
内容量 | 3 リットル |
撥水加工 | メタリック |
食洗機対応 | いいえ |
梱包サイズ | 35.6 x 24.5 x 20.5 cm; 2.1 kg |
梱包重量 | 7.05 ポンド |
電池使用 | いいえ |
電池付属 | いいえ |