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マナフォン

4.8 5つ星のうち4.8 10個の評価

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新品 中古品
CD, CD, 2009/9/23 CD
¥1,667

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曲目リスト

1 Small Metal Gods
2 Rabbit Skinner
3 Random Acts of Senseless Violence
4 Greatest Living Englishman
5 125 Spheres
6 Snow White in Appalachia
7 Emily Dickinson
8 Department of Dead Letters
9 Manafon

商品の説明

デイヴィッド・シルヴィアン約6年ぶりのニュー・アルバム!

即興音楽界の巨人ギタリスト、故デレク・ベイリーと、坂本龍一とのコラボレーションでも知られる、今もっとも注目されるラップトップ・アーティスト、クリスチャン・フェネスの二人の参加も大きな話題となった、世界的に高い評価を得たエポック作、『ブレミッシュ』(03年)に続く、デイヴィッド・シルヴィアン(元JAPAN)が自身のレーベル、サマディサウンドより放つ待望のニュー・アルバム!前作に続いてのクリスチャン・フェネスに加え、アヴァン音楽集団AMMのジョン・ティルバリー、デレク・ベイリーの盟友エヴァン・パーカーが参加。さらに、日本を代表する即興音楽家たち、大友良英、中村としまる、Sachiko M、秋山徹次が参加。これらのアーティストたちによる即興演奏と、デイヴィッド・シルヴィアンの幽玄かつ温もりにあふれる歌声が緊張感たっぷりに絡み合い、美しいとしか喩えようのない音世界を構築している。あくなき音の探究を続けるデイヴィッド・シルヴィアンが、また新たな音楽の領域を切り開く!浦沢直樹原作のアニメ『MONSTER』のエンディング・テーマを手がけたことも大きな話題となった。

※歌詞・対訳/ライナーノーツ付

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.6 x 13.2 x 0.8 cm; 117.93 g
  • メーカー ‏ : ‎ Pヴァイン・レコード
  • EAN ‏ : ‎ 4995879086162
  • 時間 ‏ : ‎ 56 分
  • レーベル ‏ : ‎ Pヴァイン・レコード
  • ASIN ‏ : ‎ B002J9529Y
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 10個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界中を巡り、様々な即興演奏家(前衛音楽家)達とのコラボで抽出された『音』を、
長い時間をかけて『声』と同居可能な様に配置して、『音楽』という形態に収めた作品、と言えるかな。

多種多様な楽器群(音響装置)が奏でる無調の響きを、不定のリズムに乗せた展開は
良く言えばスリリング、悪く取れば混沌とした印象ばかりを与えるだけでしょう。

素で聴いても、これらの楽曲群はとても面白いです。
でもこの面白さをうまく説明するにはどうしたら良いかを考えていたとき、
偶然にも、実はとても近似性が高い音楽を、最近わたしは体験してしまった。

つまり、それは『能楽』でした。

舞台で奏でられる笛や、鼓や、謡や、踏みならされる足音、衣擦れの音などが、
『能』という『インスタレーション』された空間と時間の中で調和される様はとても興味深いものでした。

そして観賞後、ふと最近似た様な音楽を聴いたような? と思い返し、それで気がついたのが『Manafon』の事です。

『音』が音楽として成立するのに必要なエレメント/エッセンスとは何か?

『響』  『拍』  『間』、、、

世界中で集めた演奏・音響群は、確かに演奏された時点では即興演奏ですが、
Davidはそれを時間をかけて再配置して歌を重ねているのですから、即興だけで出来たものでは無いでしょう。
即興演奏では無いのに、即興演奏の様に聴こえるのはその為ですね。
むしろ複雑なアンサンブルとして成立した音響楽曲として認識したほうが、理解が早まると考えられます。

これらに気がつけば、『Manafon』がずっと身近になる可能性を持っているでしょうか、、、。
50歳を過ぎた男が、本当に歌うに値する『歌』を作る。
プライベートレーベルだからこそ可能な、昨今の商業音楽の状況からすればまるで奇跡の様な作品と言えます。

追記:英語が得意でなければ、対訳のついた日本語版を購入する事を強くおすすめします。
42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それがシルヴィアンなのだ。禁色のときから、その傾向はあったのだ。そして、新しいことをしていないと、感情を解き放ちたい、というリスナーのニーズに応え続けるのは不能なのだ。

これがもし、シルヴィアンでなかったら・・・・・みたいな問いがまったくできないのがマナフォンだ。他の誰が、こんなことやる? できる?

この確信はどこからくるの?

このあいだ渋谷のオーチャードホールに来たとき「ライド」を歌ったけど、あれが最後なんだろうな。なおしまナントカを否定するのは、声がなかったから、でしょ。もうデヴィッドの声があれば、バックの音なんて、マンガのモンスターでもなんでもいいや、、、とも言えないところで、マナフォンの存在理由の一つはある。

よくわかんない日本人のアレンジにメロをつけても、やはり、デヴィじゃないよね。

こういう音楽は、現代音楽とも違って、

音響系に属するんだろうけど、でも、それとも、まるで違うような気がする。

たぶんシルヴィアンを追い続けなければ生きていけない、たぶん世界に5万とか10万とかの人のためにマナフォンはある。そしてデヴィはポップミュージックとして、これを書いているはずだ。

人間が進化しないのに、音楽だけ進化する。ARTも進化はないでしょ、文学も。ポストモダン止まりです、そういうところから、まったくかけ離れたマナフォンは、

聴く人を、えラブし、なかよしくラブでは、絶対にいられない、ひとりぼっちで聴く音楽だ。

わたしは発売以来、CDウォークマンに入れて、朝晩の電車の中で聞き続けているが、このこと自体とてもとても不自然なのに、その不自然を、自然にしてしまう

まったく強引ではない、チカラがマナフォンにある。声。ノイズ、、、そうそう前半のデヴィの声は、かなり「かすれて」いる。

あえて煙草を吸いすぎて録音したのか、でも、素敵だな。この気持ちは、デヴィのファン以外には伝わらないね
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作、 ブレミッシュ の延長線上にあるが、電子音ではなく生楽器でのミニマルな伴奏に乗せてデヴィッド・シルヴィアンが「詠い」あげる。ヘッドホンで聴いていると目前で歌っているように錯覚させる音響で、不思議な間で遠くで奏でられるひとつひとつの音を聞き逃したくなくて、ながらの手を止めて集中して聴かざるを得ない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャパン時代から彼のファンで、Brilliant Treesは大のお気に入りだったのだが、その後、フォローしていなかった。体調を崩して仕事ができなくなったときに、なぜか久しぶりに彼の声が聴きたくなり、ジャケットの美しさからこのCDを選んで購入。期待を超えるものであった。民族楽器の即興をバックにDavidの歌が見事にマッチしている。歌というより詩の朗読ともいえる本作は、幽玄の世界を作り出している。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月2日に日本でレビュー済み
今現在発表されている曲目です。

Tracklist

1. Small Metal Gods (5:49)

music: dafeldecker/fennesz/moser/stangl/sylvian
lyrics: sylvianguitar: burkard stangl
acoustic bass: werner dafeldecker
cello: michael moser
laptop, guitar: christian fennesz
no-input mixer: toshimaru nakamura
turntables: otomo yoshihide
vocals: david sylvian

2. The Rabbit Skinner (4:42)

music: fennesz/mattos/parker/ryan/sylvian/tilbury
lyrics: sylvian
piano: john tilbury
saxophone: evan parker
cello: marcio mattos
laptop guitar: christian fennesz
live signal processing: joel ryan
vocals, acoustic guitar: david sylvian

3. Random Acts Of Senseless Violence * (7:06)

music: dafeldecker/fennesz/moser/rowe/sylvian
lyrics: sylvian
guitar: keith rowe
piano: john tilbury
acoustic bass: werner dafeldecker
cello: michael moser
laptop, guitar: christian fennesz
turntables: otomo yoshihide
trumpet: franz hautzinger
vocals, keyboards, acoustic guitar: david sylvian

4. The Greatest Living Englishman (10:55)

music: akiyama/sachiko m/nakamura/yoshihide/sylvian
lyrics: sylvian
electric and acoustic guitar (left channel): tetuzi akiyama
no-input mixer: toshimaru nakamura
sine wave sampler: sachiko m.
turntables, acoustic guitar (right channel): otomo yoshihide
piano: john tilbury
vocals: david sylvian

5. 125 Spheres (0:29)

music: dafeldecker/fennesz/stangl/sylvian
lyrics: sylvian
guitar: burkard stangl
acoustic bass: werner dafeldecker
laptop, guitar: christian fennesz
vocals, electronics: david sylvian

6. Snow White In Appalachia * (6:36)

music: dafeldecker/fennesz/moser/rowe/sylvian
lyrics: sylvian
guitar: keith rowe
piano: john tilbury
acoustic bass: werner dafeldecker
cello: michael moser
laptop, guitar: christian fennesz
vocals, keyboards: david sylvian

7. Emily Dickinson (6:25)

music: fennesz/parker/sylvian/tilbury
lyrics: sylvian
piano: john tilbury
saxophone: evan parker
laptop guitar: christian fennesz
signal processing: joel ryan
vocals, electronics: david sylvian

8. The Department Of Dead Letters (2:26)

music: fennesz/mattos/parker/sylvian/tilbury
piano: john tilbury
saxophone: evan parker
cello: marcio mattos
laptop guitar: christian fennesz
live signal processing: joel ryan
electronics: david sylvian

9. Manafon * (5:23)

music: dafeldecker/fennesz/moser/rowe/sylvian
lyrics: sylvian
guitar: keith rowe
acoustic bass: werner dafeldecker
cello: michael moser
laptop, guitar: christian fennesz
trumpet: franz hautzinger
vocals: david sylvian

日本盤のみ〜10. Random Acts of Senseless Violence (Remix) 追加。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月25日に日本でレビュー済み
即興演奏及び(俗称)音響系と呼ばれる音楽の大ファンでもある自分としては、前作『ブレミッシュ』で即興演奏の神様デレク・ベイリーとの共演で音楽界の度肝を抜いたデビッドが、今回はデレクの盟友エヴァン・パーカー、そして我が国の大友良英、サチコM、秋山徹次、中村としまる との共演を実現させていることを早くから知り、めちゃめちゃ楽しみにしていた作品

で、思ったとおり、ポップ音楽耳で聞くと相当にツライ作品だとも思う

最近、80年代のポップスばかり聞いていたので、最初は正直キツくて、一通り聞いた後、デビッドの『ブリリアント・トゥリーズ』『シークレット・オブ・ザ・ビーハイブ』などのポップ音楽イディオムで制作されてた作品で口直ししたりと・・・しかし、真夜中に突然跳び起きて、聞き直して以来、猛烈にハマった

『ブレミッシュ』で提示された世界はますます進化・深化!
何が凄いって即興演奏家達の演奏を素材としてパッチワークみたく嵌めこむのではなく、即興演奏家達の最良の【そのままの即興】とデビッドの【うた】がなんの違和感もなく同居してること
で、デビッドの歌はあくまでも【うた】であって、断じて「語り」にはなっていない
全体に鋭利な印象だった『ブレミッシュ』に比べ、包み込まれるような優しい印象すらあるのは、デビッドの最近のプライベートの充実を想像させる

というわけで、現代を代表する即興演奏家達の最良の演奏を十二分に味わいつつ、デビッドの芳醇な【うた】世界にたっぷり浸れる素晴らしい作品だと思う

しかし【でび】のミーハーファンとしての視点からすると、一曲くらい口ずさめる親しみやすい曲も欲しかったというのが正直なところ
前作『ブレミッシュ』でさえ「ファイヤー・イン・ザ・フォレスト」という美メロ曲があったのだから・・・
日本盤ボーナストラックは新たにストリングスを加えたもので、本編よりも親しみ易いかも
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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