買って満足するか・・・ということであれば、正直おススメではありません。
誰もがこの値段を出して買って大満足するか、多分しないと思います。
というのも、お話自体が穏やかで特に劇的なシーンもないから。
ですが、ずっと真崎作品が好きだったり、原作を読んで好感を持った人ならば気にいると思います。
「白雨」に続き、加賀×水沢カップルのその後話。
今回は水沢を捨てた母親が現れたことと、水沢の店が取材に受けたことで加賀との間がちょっとだけ気まずくなる。
昔を思い出し、加賀と別れなければならなかった時代も思い出してしまう水沢を、今度は大人になった加賀が守ると宣言する。
二人の仲がさらにゆるぎないものになる過程とでも言えばよいでしょうか。
大騒ぎや切った腫れたはないけれど、穏やかに、そして少しだけ切ないお話を武内さんと谷山さんが演じてくれています。
どちらもキャラにぴったりの声だと思います。
特に武内さんの水沢は優しい中に強さやちょっとした頑固さが宿っていて、これほどぴったりな人はいないのでは?
谷山さんの加賀にしても、若い責任ある男!を彷彿とさせてくれます。
残念なのは、キャストトークとか一切ないこと。
CDジャケットもショートショート小説は入っているものの、声優さんの座談チックはゼロ。
すぱっと最後終わってしまって、あれ?とちょびっとだけ拍子抜けでした(苦笑)