「拡大鏡」「ズームイン・ズームアウト」「回転」「スクロール」「ページスワイプ」等のジェスチャー機能は使えなくなりますが、標準マウスドライバで利用した方が問題が少なくて良いと思います。少なくとも以下の問題は発生しませんし、元々が省スペースなタッチパッドなので、ジェスチャー機能を利用するには少々手狭な製品です。
以上の点を割り切って使用するのであれば、価格も手頃で良い製品だと思います。
製品添付のドライバを入れると、左右どちらのボタンも、しっかり押さえていても途中で勝手にリリースされてしまいますし、複数アイテムを選択したままでのドラッグが出来なくなります。
ダブル・タップでそのまま指を離さずにアイテムを選択し、右ボタンのメニューから（またはキーボードから）カット＆ペーストすれば大体同じことを出来なくはないですが、それでは却って手間がかかるので、タッチパッドを使う意味がありません。
Windows Update の「オプションの更新プログラム」に Elan - Input - Smart-Pad と表示されるドライバがこの製品のドライバ（しかも、2012/11/25 現在 ELECOM のウェブサイトで配布しているものよりバージョンが新しい）ですので、これを選択してアップデートを行うと、ジェスチャー機能が使えるようになる代わりに、上記の問題も発生するようになります。
ジェスチャー機能を利用したい方は適用した方が良いと思いますが、上記の不具合を避けたい場合は、このアップデートを適用してはいけません。
標準マウスドライバでも、以下の機能が使えます。これは非ウィンドウズOS の GUI でも大体共通なので、複数の OS を使い分けている方の場合も、操作の統一という点で都合が良いのではないでしょうか。（テンキー機能との切り替えスイッチも正常に機能します。）
2本指タップで（アプリケーションが対応していれば）左右上下スクロールができるようになります。
3本指タップは、右ボタンクリックと同じです。
なお、指の長さの関係で、2本指タップ・3本指タップは、中指〜小指の指2本または3本を使った方が同時にタップしやすく、成功率が高くなります。
また、標準マウスドライバでタップの認識精度が低く感じる事があるかもしれませんが、これはタップの瞬間にポインタが移動したと認識されている場合がほとんどです。タッチパッドとしての認識精度が高い（過敏？）ので、ポインタを移動させたと認識させないようにタップするには、「たたく」というより、ごく軽いタッチで、素早く「ふれて、はなす」感じの方がうまく行きます。「たたく」と指先がぶれやすいですし、強く押すと生身の体は変形するので、タッチパッドの方で「動いた！」と認識します。
| ブランド | エレコム(ELECOM) |
|---|---|
| メーカー | エレコム(ELECOM) |
| 梱包サイズ | 24 x 13 x 3.4 cm; 163 g |
| 商品モデル番号 | TK-TCT005BK |
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| OS | not_machine_specific |
| 同梱バッテリー | いいえ |
| 商品の重量 | 163 g |
