ウェールズの山 [DVD]
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 吹き替え, 色, 字幕付き, レターボックス化 |
コントリビュータ | イアン・マクニース, タラ・フィッツジェラルド, コーム・ミーニー, イアン・ハート, クリストファー・マンガー, ヒュー・グラント |
言語 | 日本語, 英語 |
稼働時間 | 1 時間 36 分 |
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商品の説明
映画好きが認めた映画
MIRAMAX FILMS COLLECTION
ミラマックス・フィルムズ・コレクション
『ウェールズの山』
優れたフィルムメーカーによる良質な作品を多く生み出しているミラマックス・フィルムズ作品のDVDが「MIRAMAX FILMS COLLECTION(ミラマックス・フィルムズ・コレクション)」として登場!
<ストーリー>
1917年のある日、ウェールズの小さな村を二人のイングランド人が測量に訪れる。そして測量の結果、この村の山は “山”として地図に載せるには6メートル低いことが判明したことから大騒動となる。大切な山を“丘”だと言われた村人たちは、自分たちの手で6メートル分の土を積み上げ、“山”にしようとする。それを測量士のひとりアンソン(ヒュー・グラント)は、村人が一丸となった絆に感動し、測量のやり直しに応じる。
<キャスト&スタッフ>
アンソン: ヒュー・グラント / 平田広明
ベティ: タラ・フィッツジェラルド / 日野由利加
モーガン: コーム・ミーニー / 池田勝
ガラード: イアン・マクニース / 小林修
ジョニー: イアン・ハート / 檀臣幸
ジョーンズ牧師: ケネス・グリフィス / 田村綿人
脚本・監督: クリストファー・マンガー
製作: サラ・カーティス
製作総指揮: サリー・ヒビン、ロバート・ジョーンズ、ボブ・ウェインステイン、ハーヴェイ・ウェインステイン
製作共同: ポール・サロニー
撮影: ヴァーノン・レイトン
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- 言語 : 日本語, 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4959241921079
- 監督 : クリストファー・マンガー
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 吹き替え, 色, 字幕付き, レターボックス化
- 時間 : 1 時間 36 分
- 発売日 : 2009/12/16
- 出演 : ヒュー・グラント, タラ・フィッツジェラルド, コーム・ミーニー, イアン・マクニース, イアン・ハート
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- ASIN : B002W71THW
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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あまり知名度は高くない作品ですが、主演のヒュー・グラントを筆頭に演技力が確かな出演者に、イングランドとウェールズの関係や当時のヨーロッパ情勢が分かるストーリーは凄く面白く、個人的に大好きな作品です。
気付いたら最後までみちゃってました(^^)
人々のセリフも笑えました!
音楽はウェールズのリズムを意識したBGMになっています。DVDより音がきれいになっていました。映像ですが、フュノン・ガルウの緑とウェールズのなだらかな丘陵の薄緑がとても美しく見えます。BDはDVDより心地よく鑑賞できました。お勧めです。
よそ者のイングランド人がある日ウェールズにやって来て、ご当地の人々が誇りにしている「山」を測量して、これは基準にわずかに満たない高さなので「丘」認定ですよ、って言われたら、そりゃあ村の衆は納得するわけがない。何としてでも「山」として認めさせたるわい! と一丸となって頂上を「盛る」大作戦が開始される・・・というのが大雑把なストーリー。
そもそもブリテン島って、大昔にケルト系の民族が渡来して先住民を攻め滅ぼして文明を築いたのだが、今度はローマ人やらゲルマン系が攻め込んで来て、ケルト系の人々はお隣のアイルランドや北のスコットランドとか、半島のウェールズに追いやられてしまったのです。やがて、ゲルマン系のアングロ・サクソン人が建国したイングランドに征服されて統治に甘んじる事になった、というのが超ザックリした流れ。
だから、映画の冒頭で村にやってきたイングランド人測量士のヒュー・グラントが、地元の言葉(ウェールズ語)が聞き取れなくて「英語でしゃべれますか」みたいなことを聴くシーンがあるけど、そういう民族・文化の違いみたいなのがここで表現されている訳です。
この映画は、ウェールズの出身でもある監督のクリストファー・モンガー が、故郷の山がモデルになった原作小説を映画化したもので、都会人気質で杓子定規なイングランド人と、おおらかなウェールズ人気質を対比させたヒューマンドラマでもあり、昭和の頃の日本の下町人情喜劇に通じる、ハートウォーミングで民衆のバイタリティをしたたかに描いた作品なのである。
舞台になっているウェールズ南部は19世紀に鉄鋼業が栄えた地域で、本作の村も炭鉱がある訳だけど、第1次世界大戦で男たちを兵役に取られたり、炭鉱の事故で死者を出したり、地方ゆえの悲哀や貧困みたいなものがある。でもそういう逆境に挫けずに、村人たちが一つの目的に向かって手を取り合い、そんな彼らの姿に、やがてはイングランド人であるヒュー・グラントとイアン・マックニースの2人も共感してゆく、という構図は決して遠い異国の物語ではなく、日本人にとってもなにか温かく懐かしい気持ちにさせてくれるものがあると思う。
これは民衆のど根性と団結力が、民族の違いを越えて心と心を通じ合わせる物語なんだよね。
ケルトの神話や民間伝承の本を読むと、「浦島太郎」とか「こぶ取りじいさん」とか「天女の羽衣」にそっくり、というか物によってはそのままのお話があって、我々は決して民族や文化の違いによって分断されているわけではなく、人間というのは長い長い年月をかけて遠い遠い距離を移動して、そしてつながっているんだなぁとしみじみ感じる事がある。
だから、この映画はウェールズ版・下町人情喜劇なんだと解釈するのは決して飛躍ではなく、そんな風に観ればもっと身近に感じる事ができるようになる、そんな映画だと思うのである。