前作から約4年ぶりとなる待ちに待たれた5作目のオリジナルアルバム。
もともと初期から完成度が高い作品ばかりですが、本作も例に違わず非常に丁寧に作られたことが一聴で伝わります。
本作では宅録からバンドメンバーとの製作にスタイルを変えているようですが、極上の美しい旋律と心地いいピッチは良い意味で相変わらずで、
暖かな空気感はそのままにフルバンドならではの重厚感が加わり聴き応えが増しています。
ジャケにもその変化が表現されているような気がします。
一見さんは、現代ロックにおけるトップレベルの美しいこの世界観を早く味わうべき。
ベテランの方も、キャリアのターニングポイントと成り得る本作を直に聴いて変化を、進化を確認すべき。
新たな幻想的風景を想起させられるはずなので、期待を裏切ることはないでしょう。
1曲残さずどの曲も耳障りが抜群に良いので作業用にはもちろん、ラウンジやリラクゼーション目的としても活用できる一枚です。
文句なしで☆×5