『Crazy Cajun Recordings』あるいは『Prodigal Son』という名で出ているアルバムと同じ内容。録音は1973、1977年。
この音源はいったいどういう管理をされているのであろうか。本人の手の届かないところにあるのは確かであろう。
カバーの写真は92年の『Outward Bound』のころか。なんと中途半端な。
たぶん業界の中にもこれ以前の資料がないのであろう(笑)。
プロデューサーHuey P. Meauxと仕事の合間に録ったそうだ。
作曲者すら明記されていないのが気になるなあ。
半分くらいはカバー曲、中にはMeauxの曲があったりしてプロデューサーとの共作という感じなのだろうか。
Ain't Gonna WorryはメロディがPlanet Cannonball (『Outward Bound』)だし、
完全にオリジナルだろうと思われるものが何曲もあるし、どうもよくわからない。
それにしても、二十歳すぎでこれだ!
アコースティック一本で、もう持って生まれた音楽のセンスを見せつけられる。
彼は世界屈指のスライドギタリストだけれど、才能に恵まれた作曲家だからこそなんだよなあ。
ハーモニカはMel Melton、ベースはもちろんDave Ranson、なんとRise Shiningではソフトで粋なギターソロを聞かせてくれる。
ドラムはBeausoleilのTommy Alesi、95年の『South of I-10』にLandreth少年の写真があるが隣でドラムを叩いているのが彼である。
ルイジアナのミュージシャンはみんなお互いに幼なじみなのであろうか。