大御所Sanbornの古典的R&Bへのオマージュ第二弾ということかな。
今作ではRay Charlesへのオマージュ溢れる作品となっている。
実はSanbornを本格的に聞いたのは1992年のUp Frontが最後であった。
その頃から比べると、円熟味を増したというか、もうAltoのMAESTROに
なってしまったのだなあと感じさせる演奏である。Bluezyさをさらに増している
「泣きのAlto」はHammond B3との相性は抜群であるのは言うまでもないが、
どこかMordern Jazzとしても聞こえるのは何故なんだろう。見かけは古典的R&Bのカヴァーなんだけど、
コアのSanbornの演奏にModern JazzのSoulがあるからなのかな。
むしろ、Sanborn 作曲のOnly Everythingが一番Soulfulだ。
Joss StoneとJames Taylor参加曲もBluezyというよりJazzyに聞こえるのは僕だけでしょうか?
次作はCharle Parkerのカヴァーを期待したいのだけど、いかがでしょうか。