メランコリックなハスキー・ボーカルに畳みかける
ギター&ドラムが印象的であった1stから約2年。
2ndアルバム『Falcon』がどういった作品になるか大いに期待して購入。
結果としてKeyboardという武器を手に入れ、名実共にスタジアム級Band
に成長した事を証明した。
#1「Opener」、#2「Take Over〜」は1st路線に近い曲であるが、
#3「Cross My Heart〜」、#4「You Overdid It Doll」と続き、
「おや?」と印象的なキーボード使いに気づく。
実際、ジャケット裏には4人と共にAdam PayneというPiano&Keysプレイヤーが
クレジットされていて、
バンド自身もこの貢献に敬意を表していることが分かる。
このKeyが効果的に入ったことで今までバンドが表しきれなかった
スケール感や昂揚感がより印象的に表現できるようになった気がする。
ただそれだけにとどまらず、#6「Good Time Are Calling」や
#10「Scratch Your Name Upon My Lips」のように
シンガロング規模が数百人⇒数千人にスケールアップしたギターポップも作り上げてきた。
個人的に2010年Top3の確信さえある、見事で、そして誠実にファンの期待に
応えたアルバムだと思う。
ぜひ幕張メッセあたりで全曲通しで聴いてみたい