作品評価については他の方にお任せします。
友人から借りて見て、好きになったので円盤も買おうと思いマーケットプレイスを見ていたところ他の出品に比べ1500円と少し割高でしたが説明に1〜7巻セットとあったので即購入。
全巻限定版で傷もない美品が1500円で購入できてしまいました。
マーケットプレイスは何があるかわかりませんね…
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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 1【通常版】 [DVD]
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 金元寿子, 小林ゆう, 神戸守 |
稼働時間 | 48 分 |
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商品の説明
・映像特典:オリジナル予告編
・赤井俊文描き下ろしジャケット
*2話収録(1話「響ク音・払暁ノ街」、2話「初陣・椅子ノ話」)
*特典は予告なく変更になる場合がございます。
誰かが、世界はもう終わりだと言っていました
でも私たちは楽しく暮らしています
第1121号要塞 この、時告げの砦で―
テレビ東京×アニプレックス共同プロジェクト『アニメノチカラ』の記念すべき第1弾作品「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」が2010年1月から放送開始!
監督・神戸守×シリーズ構成・吉野弘幸のコンビが放つ、オリジナル・アニメーション!
キャラクター原案は、人気イラストレーター、岸田メル。
音楽は、映画やCMなど様々な分野で活躍する、大島ミチル。
●2010年1月よりテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知にて放送中
●実力派スタッフ勢ぞろい
監督:神戸守×脚本:吉野弘幸×キャラクター原案:岸田メル×音楽:大島ミチル
●OP/EDもチェック♪
OP>>『光の旋律』/karafina
ED>>『Girls,Be Ambitious.』/戸松遥
●コ・ミ・カ・ラ・イ・ズ 決定♪
「月刊コミック電撃大王」にてコミック版「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」連載開始!
●公式HPもチェック♪♪
http://www.sorawoto.com/
©Paradores・Aniplex/第1121小隊
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4534530033796
- 監督 : 神戸守
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 48 分
- 発売日 : 2010/3/24
- 出演 : 金元寿子, 小林ゆう
- 販売元 : アニプレックス
- ASIN : B0033MSNJ2
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 269,165位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 46,828位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めてBlu-rayでTVシリーズ物を購入しました。
画像はキレイですが、地デジのハイビジョン画像と同じだし・・
Blu-ray録画できる機器持っていて、放送を録画していれば
購入する必要はないのではと思ってしまいます。
(特典が欲しいだけなら異常に高い買い物だなと)
昔のようにアナログTVでDVD見ていた時代とは環境が
違ってきているのに、Blu-rayでコンテンツを売る
ビジネスモデルって通用するのかな・・
しかし二層Blu-rayに2話だけとは、もったいない使い方
してりるなあ。
画像はキレイですが、地デジのハイビジョン画像と同じだし・・
Blu-ray録画できる機器持っていて、放送を録画していれば
購入する必要はないのではと思ってしまいます。
(特典が欲しいだけなら異常に高い買い物だなと)
昔のようにアナログTVでDVD見ていた時代とは環境が
違ってきているのに、Blu-rayでコンテンツを売る
ビジネスモデルって通用するのかな・・
しかし二層Blu-rayに2話だけとは、もったいない使い方
してりるなあ。
2010年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『けいおん!』に似ている・・・、設定がめちゃくちゃだ・・・云々。様々な批判を一部受けている作品ですが、奥深い内容があるだけに一般受けせず、過小評価されやすいのだと思います。しかし、これは真の意味で素晴らしいアニメーション芸術。
まず『けいおん!』との類似点ですが、基本的に登場人物たちの容姿や言動は全く異なります。またテーマも『けいおん!』が平穏な日常を描いていたのに対し、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は一歩間違えば戦争勃発という緊迫感を漂わせているところが著しく違います。次に設定の問題ですが、本編は近未来ファンタジーであることを前提としていますので、いかなる表現も自由自在に駆使されてしかるべきでしょう。“ヨーロッパらしきところ”で“日本語らしき文字”が使われていたという設定や、“ヨーロッパの祭礼らしき行事”に“日本のお盆らしき習慣”がとり入れられているあたりなどは現実には絵空事のように思えるのですが、むしろこうした絵空事が象徴性豊かに活用されているあたりにクリエイターの豊かな感性を見てとることが出来ます。日本語とそっくりなイデア文字や、お盆らしき風習は、言語を違える異民族同士の共存を示唆する世界観や、亡き愛する人へ哀悼の念を表することの普遍的な大切さをそれぞれ意味する説得力あるメタファーとして解釈されるべきかと。また、最果ての地に配属された女性だけの小隊が、その地に伝わる救国の乙女たちを語り継ぐ聖なる伝説と重ね合わされているというロマンティックな設定も味わい深いですし、しばしば重視される音というメディアが全人類共通の言語をシンボライズしているというのもいい。諸々の意味で、人間文化を感慨深く表象しているところに共感を覚えるのです。
本編の核となる内容はそれに増して素晴らしい。隣国である正統ローマ帝国と休戦状態にあるヘルベチア共和国が舞台。トロワ州の辺境の田舎町セーズの守りである「時告げ砦」に住むたった5人の若い女性兵の生活を中心とした物語。戦闘で戦友を全員失うという壮絶な過去を背負うフィリシア隊長、高貴な血筋を受け継ぎながら複雑な生い立ちを持つリオ曹長の2人をリーダーに、元気で勝気な孤児の娘クレハ二等兵、天才的発明技術を持つ寡黙な少女ノエル伍長ら第1121小隊の面々が「時告げ砦」の住人。そこへラッパを吹くことが大好きで明朗快活な女の子カナタ二等兵が新兵として着任してきます。厳しい軍隊生活が待っていると思いきや、「時告げ砦」の乙女たちはまるで家族のように温かくカナタを迎え入れてくれるのでした。とはいうものの、世は厳しい戦の最中。しかも自分たちはれっきとした軍人であることをカナタたちは厳然たる事実として受け止めていきます。そこでフィリシアとリオは後輩たちに、軍人として、そしてそれ以上に人間としての大切なことを優しく、そして時には厳しく教えていきます。こうした交流の描写が素晴らしい。「この子たちには私と同じ思いは絶対させたくない」と微笑むフィリシア、「上官や先輩は後輩に迷惑をかけられるためにいるんだよ」とカナタを優しく諭すリオ。先輩たちの後輩たちに対する愛情がひしひしと伝わってくる場面の数々が愛おしい。後進に伝えることとは、教えることとはまさしくかくあるべき。そんな、とても大切なことが日常の描写を通して自然に盛り込まれているところが秀逸。また、個性豊かな後輩三人組が、ぶつかり合いながら、いたわり合いながら固い絆で結ばれ共に成長していくさまも微笑ましい。
ほのぼのとした日常も途切れ、いずれ事態はきな臭い展開を見せていきます。揺らぐ休戦協定。祖国の危機に瀕し運命と向き合うリオ。ローマ軍の傷ついた少女兵を救ってかくまうクレハとカナタ。過去に怯えるノエル。隊長として決断を迫られるフィリシア。それまで心穏やかに暮らしてきた第1121小隊に試練の時が訪れます。しかし、困難に直面しても隊員たちは決して心をおろそかにせず「軍人として、そしてそれ以上に人間として、何を成すべきなのか」ということをそれぞれに迷いながら見極め一致団結して行動に移していきます。ほのぼのした雰囲気だけを誇張せずに、現実の厳しさをも盛り込んだ展開が非常にパランスよく、物語をより味わい深いものにしています。戦わない軍隊、攻撃することの無い軍隊。そう、「時告げ砦」の乙女らが選んだのは“平和を願う人々の優しい思いを守る軍隊”になることだったのです。彼女たちのひたむきでまっすぐな姿から、殺伐とした状況下でも思い次第で不可能なことはないという希望に満ちた光が溢れてくる・・・。
陰影濃く繊細で美しい絵、大島ミチルさんによる哀愁を帯びた楽曲も作品を一層素晴らしいものに仕立てています。神々しくもあるOPの曲と、底抜けに明るいEDの曲も共にこの作品の魅力をよく表していて納得。
生きることの愛おしさ、慈しむことの素晴らしさ、思いを守ることの尊さを感動的に伝えてくれる極めて美しい傑作アニメーション。それがこの『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』。音色麗しき『アメージンググレース』が貴方の心にも響きますように・・・・。
まず『けいおん!』との類似点ですが、基本的に登場人物たちの容姿や言動は全く異なります。またテーマも『けいおん!』が平穏な日常を描いていたのに対し、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は一歩間違えば戦争勃発という緊迫感を漂わせているところが著しく違います。次に設定の問題ですが、本編は近未来ファンタジーであることを前提としていますので、いかなる表現も自由自在に駆使されてしかるべきでしょう。“ヨーロッパらしきところ”で“日本語らしき文字”が使われていたという設定や、“ヨーロッパの祭礼らしき行事”に“日本のお盆らしき習慣”がとり入れられているあたりなどは現実には絵空事のように思えるのですが、むしろこうした絵空事が象徴性豊かに活用されているあたりにクリエイターの豊かな感性を見てとることが出来ます。日本語とそっくりなイデア文字や、お盆らしき風習は、言語を違える異民族同士の共存を示唆する世界観や、亡き愛する人へ哀悼の念を表することの普遍的な大切さをそれぞれ意味する説得力あるメタファーとして解釈されるべきかと。また、最果ての地に配属された女性だけの小隊が、その地に伝わる救国の乙女たちを語り継ぐ聖なる伝説と重ね合わされているというロマンティックな設定も味わい深いですし、しばしば重視される音というメディアが全人類共通の言語をシンボライズしているというのもいい。諸々の意味で、人間文化を感慨深く表象しているところに共感を覚えるのです。
本編の核となる内容はそれに増して素晴らしい。隣国である正統ローマ帝国と休戦状態にあるヘルベチア共和国が舞台。トロワ州の辺境の田舎町セーズの守りである「時告げ砦」に住むたった5人の若い女性兵の生活を中心とした物語。戦闘で戦友を全員失うという壮絶な過去を背負うフィリシア隊長、高貴な血筋を受け継ぎながら複雑な生い立ちを持つリオ曹長の2人をリーダーに、元気で勝気な孤児の娘クレハ二等兵、天才的発明技術を持つ寡黙な少女ノエル伍長ら第1121小隊の面々が「時告げ砦」の住人。そこへラッパを吹くことが大好きで明朗快活な女の子カナタ二等兵が新兵として着任してきます。厳しい軍隊生活が待っていると思いきや、「時告げ砦」の乙女たちはまるで家族のように温かくカナタを迎え入れてくれるのでした。とはいうものの、世は厳しい戦の最中。しかも自分たちはれっきとした軍人であることをカナタたちは厳然たる事実として受け止めていきます。そこでフィリシアとリオは後輩たちに、軍人として、そしてそれ以上に人間としての大切なことを優しく、そして時には厳しく教えていきます。こうした交流の描写が素晴らしい。「この子たちには私と同じ思いは絶対させたくない」と微笑むフィリシア、「上官や先輩は後輩に迷惑をかけられるためにいるんだよ」とカナタを優しく諭すリオ。先輩たちの後輩たちに対する愛情がひしひしと伝わってくる場面の数々が愛おしい。後進に伝えることとは、教えることとはまさしくかくあるべき。そんな、とても大切なことが日常の描写を通して自然に盛り込まれているところが秀逸。また、個性豊かな後輩三人組が、ぶつかり合いながら、いたわり合いながら固い絆で結ばれ共に成長していくさまも微笑ましい。
ほのぼのとした日常も途切れ、いずれ事態はきな臭い展開を見せていきます。揺らぐ休戦協定。祖国の危機に瀕し運命と向き合うリオ。ローマ軍の傷ついた少女兵を救ってかくまうクレハとカナタ。過去に怯えるノエル。隊長として決断を迫られるフィリシア。それまで心穏やかに暮らしてきた第1121小隊に試練の時が訪れます。しかし、困難に直面しても隊員たちは決して心をおろそかにせず「軍人として、そしてそれ以上に人間として、何を成すべきなのか」ということをそれぞれに迷いながら見極め一致団結して行動に移していきます。ほのぼのした雰囲気だけを誇張せずに、現実の厳しさをも盛り込んだ展開が非常にパランスよく、物語をより味わい深いものにしています。戦わない軍隊、攻撃することの無い軍隊。そう、「時告げ砦」の乙女らが選んだのは“平和を願う人々の優しい思いを守る軍隊”になることだったのです。彼女たちのひたむきでまっすぐな姿から、殺伐とした状況下でも思い次第で不可能なことはないという希望に満ちた光が溢れてくる・・・。
陰影濃く繊細で美しい絵、大島ミチルさんによる哀愁を帯びた楽曲も作品を一層素晴らしいものに仕立てています。神々しくもあるOPの曲と、底抜けに明るいEDの曲も共にこの作品の魅力をよく表していて納得。
生きることの愛おしさ、慈しむことの素晴らしさ、思いを守ることの尊さを感動的に伝えてくれる極めて美しい傑作アニメーション。それがこの『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』。音色麗しき『アメージンググレース』が貴方の心にも響きますように・・・・。
2010年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10話まで見た時点での感想です。
正直、TV放映前はそれほど期待はしていませんでした。ですが、第1話を見て、いい意味で期待を裏切られました。何と言っても、背景美術と音楽が素晴らしい!この2つの要素が『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』という作品をより魅力的に演出しています。登場人物の心情・世界観を上手く表現していると思います。
話数が進むにつれて、この作品の素晴らしさはよりいっそう増していきます。 たしかに「ほのぼの」としたアニメです。ですが私は、どこか切なさが残るけれど、優しい気持ちにさせてくれる、素晴らしい作品だと思います。
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』という作品をとことん堪能するならば、ブルーレイでの視聴をおすすめします。
正直、TV放映前はそれほど期待はしていませんでした。ですが、第1話を見て、いい意味で期待を裏切られました。何と言っても、背景美術と音楽が素晴らしい!この2つの要素が『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』という作品をより魅力的に演出しています。登場人物の心情・世界観を上手く表現していると思います。
話数が進むにつれて、この作品の素晴らしさはよりいっそう増していきます。 たしかに「ほのぼの」としたアニメです。ですが私は、どこか切なさが残るけれど、優しい気持ちにさせてくれる、素晴らしい作品だと思います。
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』という作品をとことん堪能するならば、ブルーレイでの視聴をおすすめします。
2011年11月10日に日本でレビュー済み
素晴らしいOP曲、アニメ内容、なのにこのED曲は如何なもんかと…
せっかくの雰囲気を壊してると思う…あんな明るすぎる曲では合わないよ…
満点にしたかったけど4で。
アニメ自体は良いので観るべし、EDは自分は飛ばしてるので不満な方はそうして観ましょうw
せっかくの雰囲気を壊してると思う…あんな明るすぎる曲では合わないよ…
満点にしたかったけど4で。
アニメ自体は良いので観るべし、EDは自分は飛ばしてるので不満な方はそうして観ましょうw
2010年7月6日に日本でレビュー済み
とてもツッコミどころが多くて楽しかったです(悪い意味で)
「音楽が習いたくて入隊しました☆」
吹奏楽部にでも入ってろ
「ここでは階級は無しだ」
アホか。上下関係が無いとかただのお遊びじゃねぇか部活以下。
あと偶然か狙いかはわかりませんが地域や地方の名前がとあるロボットアニメの登場人物とかぶってたのも個人的に嫌だった(そのとあるアニメが大好きな故に)(ト〇ワ州とかト〇ーズ地域とか)
みたいな理由で私はこのアニメに第1話で挫折しましたもう二度と見ない
「音楽が習いたくて入隊しました☆」
吹奏楽部にでも入ってろ
「ここでは階級は無しだ」
アホか。上下関係が無いとかただのお遊びじゃねぇか部活以下。
あと偶然か狙いかはわかりませんが地域や地方の名前がとあるロボットアニメの登場人物とかぶってたのも個人的に嫌だった(そのとあるアニメが大好きな故に)(ト〇ワ州とかト〇ーズ地域とか)
みたいな理由で私はこのアニメに第1話で挫折しましたもう二度と見ない
2012年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジェームズ・コバーンが主演した映画での対比で言えば、“戦争のはらわた”が硬派の極致、で、緩い系の極致が“史上最大の脱出作戦”
このソラノヲトは史上最大の脱出作戦の様に大変緩く面白い
また、内容的に陸軍よもやま話の様に平時の軍隊を描き、意外性があり良いと私は思う
かえって、物語後半のドンパチを排除して日常に限定すればより良い作品に成ったのではと個人的に思う
平時における実際の軍務においては起伏に富む展開は殆ど無かったと言う思い出話を聞かされた私としては結構リアルな感じがした
この緩さを保った上で出来れば'2期も期待したい(2期は実現出来ないかもしれませんが)
結構貴重な、平時を描いた軍隊物アニメ、としてお勧め出来る
このソラノヲトは史上最大の脱出作戦の様に大変緩く面白い
また、内容的に陸軍よもやま話の様に平時の軍隊を描き、意外性があり良いと私は思う
かえって、物語後半のドンパチを排除して日常に限定すればより良い作品に成ったのではと個人的に思う
平時における実際の軍務においては起伏に富む展開は殆ど無かったと言う思い出話を聞かされた私としては結構リアルな感じがした
この緩さを保った上で出来れば'2期も期待したい(2期は実現出来ないかもしれませんが)
結構貴重な、平時を描いた軍隊物アニメ、としてお勧め出来る
2017年1月8日に日本でレビュー済み
本作はタイトルと放送された時期の悪さもあって有名な作品に比べ知名度は高くないと思いますが、しかしこういうアニメの存在こそ日本のアニメーションの幅の広さと質の高さを証明するものであると思います。
本作はかなり独特な世界観を備えており、しかもそれがストーリーの根幹を成しているため最後まで内容がぶれることなく一貫した統一性を保っています。
二国間の停戦交渉が行われている最中に、辺境の町に赴任してきた新人のラッパ手である主人公がその町で過ごすのがストーリーの大筋です。
本作はそんな主人公含む小隊の日常生活の描写が中心となっていますが、しかし決して平和が訪れている世界ではないという緊張感があります。
お気づきの方も多いと思いますが、本作のストーリーはブッツァーティの「タタール人の砂漠」や、ジュリアン・グラックの「シルトの岸辺」を明らかにモチーフにしており、この両作品は本作のように日常描写が大半を占めている中で、しかしなぜか後戻りできないような破局へと一歩ずつ近づきつつあることを予感させる雰囲気を漂わせた名作です(この両作品のストーリーを知っていれば、このアニメが確かにその通りに進んでいることも実感できます)。
さらに本作ソ・ラ・ノ・ヲ・トの舞台はスペインの歴史を誇る街クエンカをモチーフにしており、美術的背景にはクリムトを思わせる金色の煌びやかな絵画(特にオープニングで顕著)、テーマ曲としての挿入歌にはアメイジング・グレイスを用いるなど、こういった要素を総合的に組み合わせている本作は前述した通りかなり独特な世界観と魅力を放っており、よくある適当な少女の日常ものなどではなく、知識と教養あるスタッフが相当に世界観を練り込まなければ作れない作品に仕上がっています。
少なくとも本当の意味で「質」の高い作品であることは間違いないでしょう。
一見の価値はあると思います。また、この作品からモチーフになった要素に当たるのも世界観が深まり面白いと思います。
本作はかなり独特な世界観を備えており、しかもそれがストーリーの根幹を成しているため最後まで内容がぶれることなく一貫した統一性を保っています。
二国間の停戦交渉が行われている最中に、辺境の町に赴任してきた新人のラッパ手である主人公がその町で過ごすのがストーリーの大筋です。
本作はそんな主人公含む小隊の日常生活の描写が中心となっていますが、しかし決して平和が訪れている世界ではないという緊張感があります。
お気づきの方も多いと思いますが、本作のストーリーはブッツァーティの「タタール人の砂漠」や、ジュリアン・グラックの「シルトの岸辺」を明らかにモチーフにしており、この両作品は本作のように日常描写が大半を占めている中で、しかしなぜか後戻りできないような破局へと一歩ずつ近づきつつあることを予感させる雰囲気を漂わせた名作です(この両作品のストーリーを知っていれば、このアニメが確かにその通りに進んでいることも実感できます)。
さらに本作ソ・ラ・ノ・ヲ・トの舞台はスペインの歴史を誇る街クエンカをモチーフにしており、美術的背景にはクリムトを思わせる金色の煌びやかな絵画(特にオープニングで顕著)、テーマ曲としての挿入歌にはアメイジング・グレイスを用いるなど、こういった要素を総合的に組み合わせている本作は前述した通りかなり独特な世界観と魅力を放っており、よくある適当な少女の日常ものなどではなく、知識と教養あるスタッフが相当に世界観を練り込まなければ作れない作品に仕上がっています。
少なくとも本当の意味で「質」の高い作品であることは間違いないでしょう。
一見の価値はあると思います。また、この作品からモチーフになった要素に当たるのも世界観が深まり面白いと思います。