クラシックや彼女の学んでいた映画音楽のことは知りませんが、クラシックを含めいろいろな音楽を聴く人に受けそうです。
歌とピアノの旋律はやや捻くれていて、歌い方はさらっとしつつときには情緒的にと表情豊かで、声質にも独特の雰囲気があります。
SSWらしくとくにコンセプトはないですが、くるり周りの人ということでいくつかの曲ではリズム隊はロックの人で、他にはジャズピアノが入ったり、シャンソンみたいな曲もあり、スタイルのレパートリーはいろいろあります。
それよりもメロディが普通でなく、そこに引かれて買いました。言葉では簡単に形容できないようなフィーリングがあります。
なんというか、知識に自信のある音楽マニアを困惑させるような音楽ですね。それで、CDショップで放り込まれるジャンルが不明だったりする。決してわかりにくいわけではないのですが、ポップのマーケットはそんなに狭量なのかと思ってしまいます。
世武裕子と小田朋美、この二人の才女は要注意。