世界樹の迷宮は1、2をプレイしてきて、今回やっと3をプレイできました。140時間プレイした感想は「やりこみ要素満載でボリュームたっぷりで大満足！」です。
■良かったところ
・ヒリヒリする難易度が楽しい
このゲームの特徴であるスリル溢れる戦闘難易度は今回も健在です。毎回新しいフロアに到達すると敵が強くて大変ですが、そのフロアの敵を倒して手に入れた素材で強い装備を作れば戦闘が楽になり、強くなったことを実感できるバランスが相変わらず秀逸でした。レベルもそこそこ上がりやすいのでありがたいです。
・過去作に比べてやりこみ要素が増えた
今作ではレベル99まで上げるのが過去作と比べてだいぶ楽になりました。さらに、航海、鍛冶、より強い裏ボスの存在もあるので、これらの為にたくさんやりこめました。時間をかけた分だけきちんとキャラが強くなるというやりこみ甲斐があるところが世界樹の良いところです。
・航海が楽しい
3の目玉である航海も良かったです。普通の航海は、行きたい目的地に限られた行動力でどうやって行くかを考えるパズルゲームみたいでした。そして、目的地から発生する大航海クエストはボス戦なので、世界樹外でいろんなボスと戦えてワクワクできたし、町からすぐに戦えるのでレベル上げ道場にもなりました。航海はいつでも自由にできるので、樹海探索のリフレッシュに丁度良かったです。
・サブジョブの組み合わせを考えるのが楽しい
今作から導入されたサブジョブも良かったです。各ジョブにあるたくさんのスキルの中から、シナジーを発揮できる組み合わせを探すのが楽しかったです。ただ、サブジョブは一度設定しても休養をすれば再設定できるのですが、それに気づかなかった私は結局一度クリアするまで使えませんでした。
・周回プレイ前提だが周回しやすい
過去作と違い今作は周回を前提として作られています。ですので、引き継ぎ要素もきちんと用意されているので、2周目以降はかなり簡単に周回できて助かりました。
■気になったところ
・鍛冶の要求素材が多いので、普段は結局利用しない。がんばって鍛冶をしても、すぐに強い武器を入手して産廃になるのが目に見えていた。結局、鍛冶は最終装備しかしなかった。
・回復アイテムが自分の採ってきた素材の数しか販売されないので、そのアイテムが欲しければまた素材を採りに行かないといけないのが面倒。
・大航海クエは1～3人のNPCが必ず参加し、自分のキャラは4～2人しか参加できないが、こちらのキャラが何人でも経験値はNPCも含めた÷5にされるのが理不尽。正直、NPCは勝手に突っ込んで勝手に死ぬだけの足手まといちゃんばかりなので、こちらのキャラが2人の時とかはかなり苦戦するのに、その報酬のEXPが見合ってないと感じました。
・ザコ戦でも、FOE（マップ上に表示される強敵）が乱入してくると、後ろが壁だと逃げられなくなる。そのため、その可能性があるフロアは横移動が封じられてストレスになる。そんなの後ろが壁でも横に逃げるだけじゃん。
■総評
正直、世界樹3は航海要素が増えた事で何か面倒くさそうで手を出してませんでした。しかし、実際プレイしてみたら、航海はやってもやらなくてもいいオマケ要素であり、さらにその正体は強い装備の入手や経験値稼ぎができるとても優秀なコンテンツでした。さらに今作はやりこみ要素も豊富なので、やりこみ好きとしては世界樹をもっと好きになる事ができました。マイナス要素も殆どないので、ほんと今までビビって手を出さなかった自分を叱ってやりたいくらいです。ですので、今作は優良なダンジョンRPGややりこみが好きな人には是非オススメしたいです。
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