本作はチャーリー・ガルシア率いるSui Generisのファースト・アルバム。全曲がガルシアの作曲。アルバム・ジャケットは、このデュオの若い2人の美しいイラストである。アルバム発表の1973年当時、ガルシアは22歳であった。
Confesiones de Inviernoとは「冬の告白」という意味である。このタイトル曲の歌詞は「冬には太陽が無い」、「コートが無い中、待たなくてはならない」などで、明らかにアルゼンチン政府批判である。
全体的にギター、フルートなどアコースティック色が強い。音楽的には歌詞の内容を含めて流麗なメロディとボーカルになったプロテストソング時代のディランといった感じ。
ライナーノーツが無いのは残念である。ジャケットの内側は林の中に若者が集まった写真である。政治集会かもしれないが、ピクニック風の楽しさも感じられる。