マントラ(真言)やスートラ(経)にメロディーを付けて楽器の伴奏に合わせて
歌うというものは今まで世界中でいろんなアーティストが創出してきたけれど、
決まったメロディーを設定せずにいろんな音程を持つ人たちが各々発声しているうちに
それがいつのまにか調和したハーモニーになってしまうとても特殊な声明の響きに
和楽器ではなく西洋の音階を持つ西洋楽器演奏を調和させてしまったところが
今までにない新しい試みだと思います。
声明に合わせて演奏してしまえるアーティストの技量と妙味がこのCDには詰まっていて
企画された方の斬新な発想と、実現したアーティストの才能に唸ってしまった。