本来比べるような物ではありませんが、この映像作品は、いわゆるポルノと呼ばれるような作品とは一線を画しています(もちろんそういった作品の存在意義を否定するものではありません)。
純粋に美しくロマンティックな映像や音楽(アンサンブル・プラネタの音楽が使われているのが嬉しい)を楽しむことも出来ます。
そして、登場人物の気持ちを想像しながら鑑賞すれば、封じ込めていた自分の本来の「心」に気付くかもしれません。
例えば「Chapter6 プレシャスドールの歓び」で恭子さんが「どっちなの?」と「ドール」の美香さんに尋ねるシーンは何度観ても涙が溢れてきます。
また、自分の愛する人のことを、あるいは自分自身の愛のあり方を重ね合わせながら鑑賞するなど、イマジネーションの力を無限に引き出してくれる映像作品です。