◆1台目(AMAZONでの購入/映像左側)
設定を一通り終えてRAID-1での運用を開始すると、数時間後から赤LEDの警告。マニュアルを見れば「E23ディスクの故障」という。たった数時間で?フロントのカバーをあけてディスクの状態を見えれば、両方のディスクが赤ランプでエラー。電源を落とし、再投入すると赤LEDは相変わらずE23を通知するが、ディスクの赤ランプエラーは右側のみとなる。
ディスクの状態を確認しようとして引き出そうとすると、機器内部左側のHDDは普通に出てきたが、機器内部右側のHDDが出てこない。よく見れば、この2つのディスクを分けている金具が右側に曲がってついており、それが右側のHDD基盤を直撃して傷があることが確認できる。同時にその曲がった金具がディスクの突起に引っかかり、HDDを抜き出せない状況にある事もわかった。ちなみにこの曲がっていた金具は人の手で曲げられるようなものではなく、筐体内側のフレームの一部で、1mm程度の厚みのある金属製のもの。この一部が加工されて折り曲げられているもののよう。
BUFFALOに連絡をするが、解答が来たのは1週間後。その間、一切の連絡もなし。
AMAZONさんからは初期不良という事で3日後程度に代替品が到着。そのセットアップをやむなく最初から始める。
◆2台目(AMAZONからの交換品/映像右側)
御想像通り、今度も同じく、セットアップ完了後から数時間で同じく赤LEDの警告。エラー内容も同じ。症状もまったく同じで両方のディスクが赤ランプだが、再起動をすると右側のHDDのみが赤ランプとなる。ただ違った事は、今回は両ディスクとも正常に引き抜くことができる。しかしながら、例のHDDのセパレータ金具は同じように曲がっているが今度は左側に向いて曲がっている。
私的な見解だが、構造上の瑕疵または製造上の不具合など、根本的な製品の不具合を感じられる。昔からメルコ(BUFFALO)製品はロクなサポートが得られず、何度も痛い目を見たが、今回もこのような状況に陥るとは想像もしていなかった。しかしながら「もうこのメーカー品は二度と購入はしてはならない」と悟ったことを思い出させてくれた良い機会になった。
まともに動けばよい製品なのだろうが、購入直後から動かない機械など、ただの時間浪費と無駄な買い物だと思う。