シームレスで進む一人用の、アクションＲＰＧ。
影絵のような回想シーン以外は、ガチガチの３Ｄ。
世界観は、ICOやワンダと巨像、
ゲーム性は、ゼルダのような印象。
確かに、敵の表現に多少のグロさはあるものの、
魔人は思った以上にコミカルだし、子供にもオススメ。
また、戦闘も、当たり前のように正面からガチャプレで行くよりは、
戦略を考えて戦う方が楽になる事が多い。
総じて、
戻ったり、一度立ち止まって考えたり、休んだりしながら、
じっくり遊ぶタイプのゲーム。
特に、早クリアでスコアを稼ぐようなゲームでは無いので、
「閃き」をするか、しないかで、
物語のテンポは多少変化すると思います。
ただし強制感は感じず、「やらされている」感も弱いので、
ゆっくり確実に、魔人も人間も成長しているような感覚があり、
ゲームとして、やりがいを感じるのは良い。
もちろん好き嫌いはあると思いますが、
駄作ばかりプレイしている方には、
久々に腰を据えて、のめり込める良質のゲームだと思います。
以下、気になった点
・協力して進む。
→単に魔人の力を利用するのでは無く、
人間とコンビネーションをする事が大事。
高い所に登ったり、強力な技に変化させたり、爆弾に火を付けて貰うなど、
魔人が最強！というのでは無く、
あくまでプレイヤーの行動の幅を広げる範囲にとどめているのが良い。
・カメラが良い
→無駄に動かず、酔いにくい。
上下水平反転もしっかり対応されている。
・人間の攻撃方法
→魔人だけでなく、人間も攻撃をする事が出来ます。
特に、じっくり近づいて一撃で仕留めるなど、
アサシンのような事も最初から出来ます。
・色々な操作方法。
→出来る操作は序盤から多い方。
そのアクションを初めて行う場合は、チュートリアルがあるが、
説明を飛ばしてしまうと迷う事もある。
ただし、ヘルプや説明書を見れば、回避できる範囲。
・魔人の表現方法
→表情などがディズニーのような作りで、多少の抵抗がありましたが、
仕草や会話などで、徐々に気にならなくなりました。
→人間と魔人が重なると、魔人が透明になって画面が見やすくなるが、
完全に魔人が消えたと勘違いしてしまう事もあり、
もう気持ち、弱い透明度でも良かった気もしました。
・謎解き
→多少、説明が足りないものもあるので、
今はまだそれは出来ないと思ったら、後回しにしたり、
複数のアクションでトライしたりなど、
「急がば回れ」のような、頭脳プレイが大事。
・サウンド
→細かいサウンドが効果的に使われている。
音楽、ボイス、効果音の音量が別々に調節できるのも良い。
ただし、レベルアップの際の音が、少々物足りないのは残念。
・人間の体力
→戦闘中でなければ魔人の力で、何度でも回復可能。
魔人が倒れない限り、戦闘終了後には人間の体力はフルになりますので、
雑魚でやられまくるという事は無いです。
・ロード
→若干のローディングがあるものの、長い時でも10秒くらい。
凄くストレスに感じるような事は無いと思います。
・しゃべる小動物
→ダンジョンの至る所には、動物が居て、
ヒントをもらったり、会話が出来ます。
ボイスもあり、物語を深めるのは良いアクセント。
・ミニゲームのハラペコ魔人の大冒険
→これはiPhone、ipad専用のアプリ。
本編ではプレイ出来ません。
今のところ、androidでも出来ませんので注意。
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