YouTubeなどにちょっとしたビデオクリップをupする事があるので、先代のQ3が出た時に目の付け所がいいなぁと注目していた。Q3の様にHi-Fiで録音できる簡便な低価格カムコーダーというジャンルが市場には無かったからだ。しかし残念ながらQ3は音声録音は内臓マイクのみしか使えずLine端子非搭載で自分の使い方には合わなかった。筋は良いのに、惜しい仕様だなと思っていた。
しかし新機種のこのQ3HDは、映像がHDになっただけでなく、Line端子搭載となった。ミキサーのRec端子から直に録音出来る、つまり私の目的に叶うものとなったのでポチッたのであった。
色んな意味で、完璧な商品ではないけれど、機能をうまく整理して、簡単に、楽に使える商品に仕上がっていると思う。
音質面では、なんの心配もなく、簡単に綺麗に録れると思う。
画質については、パンフォーカスとしてピント合わせ不要、その簡便さと引きかえに、近くに寄れない(マクロなし)、デジタルズームを使うと画質が落ちる、レンズが貧弱でフレアやゴーストが出やすい、LCDのモニター画像がいまいち、など弱点をかかえる事になっていると思う。しかしそこを普通のカムコーダー並に、ズームレンズ搭載、オートフォーカス搭載とすると、価格は倍以上になりそうで、またあれこれ操作も煩雑になる、サイズも大きくなるだろうし、ぽんと置いてぱっと録れなくなる。
だいたい光学ズームやオートフォーカスを装備すると、どうしてもその動作音を拾うしモーターのノイズが電源から混入する可能性もある。あくまで音質重視の為に、映像系の機能制限をしている、のだろう。
そういう意味では、現状の簡単に、そこそこの画質で録れる低価格商品という狙いは間違いでは無いと思う。
製品としての質感は、国内メーカーのデジカメやカムコーダーと比較すると、すこし落ちるけど必要十分という感じかな。
電源が単三というのも良い。専用リチウムを要求されると、後々入手などが面倒だから。
外部電源は5Vと、これも後からどうにでもなる規格で使いやすい。(カメラ系は半端な電圧で専用品を要求される事が多い)
万人受けするカムコーダーではないでしょうが、音を中心とした動画(演奏風景など)をできるだけ簡単に楽に録りたい人、YouTubeなんかに綺麗な音でupしたい、なんて思ってる人には今のところ最適解だと思う。YouTubeにデモ映像、他製品との比較がけっこうupされているけれど、それらYouTube投稿者には概ね好評なのも頷ける。簡単に録れて音が良い、これにつきるかな。
電池 | 2 単3形 電池 |
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商品モデル番号 | Q3HD |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
カラー | シルバー |
インターフェース | USB |
電池種別 | アルカリ |
スタンディングスクリーンディスプレイサイズ | 2.4 インチ |