家庭用、HDDドライブ2台(付属ドライブ無し)のNASとしては
比較的高価な製品である。
一般製品との価格の差は、RAIDを維持したままドライブ再構築や
容量のアップデートが出来るなどの運用上の信頼性に対する
対価と割り切ることが必要。
この価格帯でも、ドライブ4台 RAID 5 対応のNASも購入可能
であるが、運用コスト(主にHDD購入台数に依存)と
信頼性のバランス、RAID再構築時の運用トラブルによる
データ消失リスクを考慮するとドライブ2台のRAID 1(ミラー)
が家庭用として合理的な選択肢だと思う。
219P(従来品)と219P+(2010.11より新発売)の差分としては、
1.HDDトレイのロック機能省略。
家庭用としては、容認可能なコストダウンの方向である。
ホットスワップ可能であるが、筐体が小さいので動作中の
HDDに余計な衝撃を与えないように注意が必要である。
2.CPU Marvell 6281 (1.2GHz)からMarvell 6282 (1.6GHz)へ
強化されデータ転送速度が向上している。
気になる消費電力は、カタログデータで21Wから19Wで
ほぼ同等。(カタログ値は、500GB HDDx2を含む為、微減。)
3.待機電力 5W から 7W に増加。
Wake on LAN対応によるものと推察されるので順当な範囲。
尚、ドライブの取付けネジ(3.5インチ用 4x2=8本、2.5インチ用
3x2=6本)は、予備の付属が無いので失くさないようにしたい。
また、この価格帯であるにも係わらず電源は内蔵されておらず、
ACアダプターでの対応であるが、庫内の温度上昇を最小限に
押さえHDDの信頼性を高める意味では賢明な選択だと思う。
その甲斐あって内蔵7センチファンは、起動時以外は比較的
静かに回っていて気にならない騒音レベルである。
ブランド | QNAP(キューナップ) |
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メーカー | QNAP(キューナップ) |
製品サイズ | 21.6 x 10.2 x 15 cm; 1.74 kg |
商品モデル番号 | TS-219P_ |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
カラー | ブラック |
商品の寸法 幅 × 高さ | 21.6 x 10.2 x 15 cm |
プロセッサ数 | 1 |
RAM容量 | 0.5 GB |
HDDインターフェース | ISCSI |
USB2.0用ポート数 | 3 |
ワット数 | 19 W |
OS | linux, macintosh |
同梱バッテリー | いいえ |
商品の重量 | 1.74 Kilograms |