悪人 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 樹木希林, 岡田将生, 満島ひかり, 深津絵里, 柄本 明, 妻夫木 聡, 李 相日 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 19 分 |
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メーカーによる説明
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥3,418¥3,418 | ¥2,000¥2,000 | ¥5,877¥5,877 |
製品仕様 | DVD | DVD | Blu-ray |
発売日 | 3/18/2011 | 3/18/2011 | 3/18/2011 |
商品の説明
―モントリオール世界映画祭 最優秀女優賞受賞作品―
第34回日本アカデミー賞最優秀賞最多5部門受賞!!
主演男優賞/主演女優賞/助演男優賞/助演女優賞/音楽賞
なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。
至高の才能たちが誕生させた映画史に残る感動のヒューマンドラマ。
世界中が注目!待望のDVDリリース!
『悪人』の全てがわかる!120分を超える豪華特典!!
【映像特典】
■ドキュメント・悪人 『消えた56分生まれた2分』(約60分)
『悪人』の製作には、脚本・撮影・編集と膨大なる試行錯誤が繰り返されていた。
その過程で、56分にのぼるカットシーン及び、脚本には存在しなかった新たな2分の追加シーンが存在した!
未公開シーンを大胆に公開しながら、なぜそれらのシーンは消えたのか、そして新たなシーンはなぜ生まれたのかを検証。
イカの目から始まる回想シーンの真実も明らかに!
主演・妻夫木聡、監督・李相日、脚本も手掛けた原作者・吉田修一らのインタビューから
映画『悪人』誕生の裏側に秘められた壮絶なトライアンドエラーに迫る迫真のメイキング・ドキュメンタリー。
■密着!第34回モントリオール世界映画祭
・・・深津絵里が最優秀女優賞を受賞した映画祭の模様を収録
■妻夫木聡が語る『悪人』の全て
・・・映画公開時に放映された特番。妻夫木聡と李相日監督が九州料理を囲んで本音トーク、
『悪人』の見どころや撮影の舞台裏も徹底解説。
■妻夫木聡×李相日本音ロングトーク
・・・特番ではカットされた二人の秘蔵トークをDVDで特別公開。
■イベント映像集
・・・製作報告会見、完成披露試写会、初日舞台挨拶の模様を収。
★初回生産限定封入特典:『ポストカードセット』
★初回生産限定:豪華アウターケース仕様
※初回限定版をご希望の場合、単品でのご注文をお願いします。
他の商品とあわせてご注文されますと、それらの商品の発送可能時期によりましては、初回特典付をお取り置きできない場合がございますので、ご了承ください。
【ストーリー】
土木作業員の清水祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。
馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。
しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった――。
光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。
やがてその逃避行の波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。
なぜ祐一は人を殺したのか?なぜ光代は殺人者を愛したのか?
引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?そして、いったい誰が本当の“悪人”なのか?
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 83 g
- EAN : 4988104065650
- 監督 : 李 相日
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 19 分
- 発売日 : 2011/3/18
- 出演 : 妻夫木 聡, 深津絵里, 岡田将生, 満島ひかり, 樹木希林
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B004FLK6OA
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 35,639位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,871位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この映画は多義的で、見る人の視点によって感じ方が変わるように思う。
被害女性のヨシノは自業自得で… ユウイチの性格上やってしまって逃げ回っているだけで… ミツヨは初めての男だったから… 実際に同じことが起きれば、そういう意見が広く一般的な見方としてまかり通るだろう。
ヨシノという人物は、出会い系サイト云々というワイドショーによって作られていく。
全ては、その出来事に対する直接的原因だけが「原因」だと、今の世の中は考える。
登場人物すべては「現代社会」に生きる者たちで、皆「孤独」だ。
岡田将司くん演じる大学生も、お金がなければ誰も寄ってこない孤独者だ。
作品の中で自分の本心というものを初めて告白したのがミツヨだ。
彼女の本心の告白によって、次第にユウイチの心の闇と孤独が解放されてゆく。
やがて「目の前に海があると、その先に行けない」と彼が言った通り、灯台へ身を寄せる。
ユウイチの祖母は、広く一般的なイメージの地方の老婆だ。彼女の生活も家事と夫の看病に明け暮れる。地域住民との交流はあるが、おそらく皆「孤独」だ。
その心の隙間に忍び込んできたのが、悪質商法。信じ込まされ、思い付きで事務所を訪ねると高額商品を買わされた。
やがてユウイチが殺人罪で追われていることを知る。
彼女はよくわからないながらも気丈にふるまいながら「責任」を取ろうとする。
ユウイチも彼の母も事件もすべて自分事として責任を取る意思を見せる。
何もできないかもしれない。でも責任は取る。ヨシノ殺害現場に置かれたユウイチが買ってくれたスカーフをその印としたのだろう。彼は悪人ではなく本当は優しい人間だという意味がこめられているようだ。ごみのようなメディアに対しても頭を下げる。
12年前からすでに若者たちは「出会いたい」のだ。些細な手段の変化に、メディアは批判を繰り返すだけだ。
ミツヨは、ユウイチの車で店の前を通り過ぎたとき、はじめて「別の私」を感じた。
いつもとは居場所が違う。出会いとそれによって変化した日常にワクワクした。
作品の中ではじめて、誰かと誰かの心が重なり合う。
ユウイチはがさつで一方的な表現しかできない。気持ちの表現が下手で、タイミングも悪い。
ユウイチの「告白」は身勝手だが彼の心の孤独を感じ取ったミツヨは、彼との絆を深めたかった。出頭直前に鳴らしたクラクション。行ってしまえば、今感じている幸せが奪われてしまう。
ヨシノの両親は、美しくて汚れのない娘を信じている。実際に人はみな多面的だが、娘の無念のために大学生に食って掛かる。「そうやって生きていけ」。
12年前すでに、すべての人はみな心の隙間を埋めたいと思っていたのだ。
会社では高効率化が叫ばれ、仕事の隙間はAIや派遣で埋められていく。居場所はどんどん削られ、今も例のパンデミックによる同調圧力等々、後遺症に悩んでいる人々がいる。
この作品をワイドショー的視点で見るのではなく、「孤独」という誰もが持つ心の隙間を視点にしてみれば、現代社会全体の流れが恐ろしく感じる。
ユウイチが灯台の中で見た夢。夢の中では幸せ。「幸せ」という名のあまりにも儚い夢。
若者たちを追い詰めているのが現代社会だとしたら、この事件の原因はそこにある。
警察が灯台に乗り込んできたとき、ユウイチはミツヨの首を絞めることで、彼女は悪人によって連れまわされていた被害者になる。
取り押さえられながらミツヨに手を伸ばすが、彼の指先は届かない。こうしてユウイチは「悪人」となったのだ。
さて、
ミツヨはなぜ、花束を置かなかったのだろう?
ヨシノの父の登場に、言いようのない抵抗感を感じたように思う。
彼女は運転手にユウイチを「悪人」と表現している。
ユウイチが彼女の首を絞めた理由を、彼女は知っている。
彼がヨシノを殺したことも知っている。その理由の根幹は誰も知ろうとは思わない。
ミツヨは本当は事件にかかわっている「逃亡ほう助罪」だ。
しかしその期間こそが、本当のミツヨでいられたかけがえのない時間だった。
ミツヨの心は今もユウイチと共にある。そう思いたかった。
いまはまだ、きれいごとのように花束を置く行為は世間が許さないだろう。
あの瞬間ミツヨには、ユウイチのした事件の責任を一緒に取るという明確な意思が生まれたのではないだろうか?
彼女の中にはっきり感じ取った罪の意識。同時に彼の罪は私も償うという決心が、ミツヨの中に芽生えたのかもしれない。
ユーチューブなどで日本を美化する映像を最近よく見かけますが、心酔しないで冷静かつ客観的に、表裏一体の長所・短所の両面から日本人と日本の文化を捉えるのがフェアで真実ではないでしょうか?チャラくて未熟な大学生、偽りの人間関係に縛られた学校、実はみな孤独?離婚する夫婦の増加と片親で育つ子どもの増加、増え続ける不登校、等々。反面教師的に鑑賞する、日本の負の側面を浮かび上がらせる、純愛映画。そう解釈して☆4つの評価としました。
冒頭のガススタシーンはとにかくリアリティに欠け、醒めました。
俳優の演技と音楽はなかなか良かったです。
「社会的に極端な立ち位置である殺人犯」を相対させ、いかに社会が人それぞれ
そして生きていく様々な人間の気持ちを弄んでいるか、を私は感じた。
情に訴えたいだけなら殺された側の遺族の描写は必要ないし。
母親のところは少し補足が欲しかったかなとは思った。
主人公も情婦も被害者もモテ男もすべて見目美しい役者たちが演じていて、親族たちもみな根本は善人に描かれているが、実際にこういう状況に陥るのは全く見目美しくもなく自らを客観視できない人々で、その争いは不毛で落とし所も救いもない。
その意味で、それっぽいけど現実味のない映画だった。
満島ひかり で検索して、気になっていたこちらを観たが、大変満足である。
鑑賞後の気持ちは とても暗いが、観る前より他人に少しだけ優しくできるような気がする。
登場する人物で誰が悪人なのか
色んな視点で見れるかとは思いますが
やっぱり最後の言葉で「世間的には悪人という事になる」「人を殺したのだから悪人」
でもそう考えると人を殺してないだけで悪人もいっぱいいると思って自分の中でこの映画を締めてしまうんですよね。
感動という気持ちはしないけど何か大切な事が描かれてもいるような気がして
この作品は何度も見てしまう。