刀を否定する剣として産まれた拒刀流。その七花に、剣となる事を命じたとがめ。
そのとがめは言う「私を守り、そして自分も守れと」だが、彼に言葉をくれたとがめはもういない。
持ち手を失った剣は、行き場を失った魔剣となる。
自分を捨ててまで、兄弟とも言える完成形変体刀を。一本また一本と破壊してゆく。
もはや八つ当たりとも見える行為は、すべてとがめの為の暴走だろうか。
すべての元凶と言うべき否定姫を前に。復讐よりも、生きる事を選んだ七花。
最後に振るった一振りの剣に、とがめの想い「ちぇりお」を込めて終わらせた。
全てを失った七花は日本中を巡り、はたしてどこまで行ったのだろうか?
ナレーションの様に、どこかでのたれ死んでいない事を願って・・・