アレハンドロ・イニャリトゥ監督『ビューティフル』のサントラ。
作曲はイニャリトゥ監督とのタッグがつづくグスターボ・サンタオラヤ。
紙パッケージ仕様の2枚組で、監督のメッセージが別紙で封入されています。
監督は、ハンガリーのピアニスト、ゾルターン・コチシュのCDを聴いて
この映画の着想を得たそうで、もちろんその曲も収録されています。
(Ravel: 2 Adagio Assai [Piano Concerto In G] -Zolt'n Kocsis)
この「ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調 第2楽章」をイメージのベースにして
グスターボ・サンタオラヤが150曲以上のスコアを製作。
「捨てるには惜しすぎる」ということで
実際に本編に使用されている曲のみを集めた1枚目“Biutiful”盤と
本編には入りきらなかった・合わなかったけど「いい曲」を集めた2枚目“Almost Biutiful”盤の
2枚構成になっています。
お得なだけではありません。
映画を観て、1枚目と2枚目を聴くと「なぜ2枚目の曲を採用しなかったのか?」
これが、恐ろしいことに、なんとなく分かるんです。
着想を得た元ネタの曲、本編使用曲、未使用曲。
イニャリトゥ監督が惜しみなく創作の手の内を明かしてくれています!