おきゃんな女性ツイン・ボーカル、キャッチーでどこか昭和のGSや歌謡曲を思い出させるメロディー、ユーモラスでシュールかと思えば心を打つ、良く韻を踏んだ歌詞。
自身も2枚のカバー曲アルバム「虎の穴」を出している様々なアーチストに対する時に直截すぎるオマージュも漂う、とても楽しいバンド、GO!GO!7188のトリビュートアルバムです。
2011年製。
GO!GO!の激しい面を更に加速した様なパンクテクノの1
グル―プ・サウンズ的気持ち良さを見事に再現した2
海外でも評価が高いベテラン・ガールズ・バンドによる題名よりずっと抒情的な3
曲の持つ別れの哀感を拡大させた4
意表を突くインストカバーで原曲がもつメロディーが際立った5
文句無しに楽しい6,7,9。
井上陽水氏へのアンチテーゼとして歌手としてデビューした所氏自身のナンセンス曲とも通じる8
そして完全にウチナー唄として違和感がない10
どれもGO!GO!7188とカバーするアーチスト双方の良い面が出た、傑作トリビュート・アルバムだと思います。
個人的には初めて有線で聴いて衝撃を受けた「あぁ青春」のカバーも聴きたかったですが、またの機会を待つ事に致します。
GO!GO!と参加アーチストファン以外のポップ・ミュージック・ファンの方にもお薦め。