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今年出た『Colours』がきっかけでトランスに興味を持ち、少し前に購入しました。
新旧さまざまな曲が入っていますが、バラードのアレンジがよかったです。
祈るような気持ちを歌う『MOON』は、その気持ちに含まれる不安感がリミックスにより強調されているように感じました。季節や時代の移り変わりを歌う『SEASONS』は、テンポをアップさせることによりその変化の早さが際立っています。好きな人ができたときの温かい気持ちを歌う『Days』は、そのときの高揚感をすくい取ったようなアレンジになっています。冬バラードの『CAROLS』は、原曲ではしんしんと雪が降る光景が浮かんできますが、ヴォーカルをくもった感じの声にすることにより吹雪が舞う光景に変化しています。
他にも、『vogue』では、早回しにすることで詞の儚さが強調されるなど、原曲とは異なる（でもかけ離れることはない）光景が浮かんできて、原曲とは違った味わいがあります。
サイバートランスのシリーズを聴き慣れている人には物足りなく感じるところがあるかもしれませんが、海外のトランスは必ずしもシンセサイザーを派手に鳴らすようなものばかりではないので、このアルバムも十分トランスだと思います（素人の感想ですが）。過去３枚のあゆトランスよりもあっさりしているので、そういう点では初心者でも聴きやすいと思います。
あゆのオリジナルトランスも好きですが、トランスリミックスも好きなので、他の曲のトランスリミックスも聴いてみたいです。
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