![virtual trip 沖縄 慶良間（低価格版） [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/411aXSclb3L.__AC_SX300_SY300_QL70_ML2_.jpg)
ただぼんやりと海の青さを見ていたい――そんな人におすすめの作品です。コバルトのような深い「青」から、アクアマリンのような透明な「青」まで、「青」という一つの単語ではとても表現しきれない、透明で、繊細で、鮮やかな青い海がどこまでも広がります。りんけんバンド、照屋林賢さんのインストゥルメンタルも、沖縄らしさを残しながら、過度に主張し過ぎず、アンビエントに心地よく響きます。
virtual tripシリーズのコンセプトは、よけいなものを一切排除して、あたかもそこに自分がいるかのような臨場感を与えてくれること、そして心地よい「ゆったりさ」があるところだと思います。それはこの作品でも同じで、ナレーションはありません。また基本的に単調です。同じ BGVでも、より変化に富んだものや、音楽の比重も高いようなものを好まれる方には、あまりおすすめできないかもしれません。
参考までに、各シーンのご紹介:
1. ニライカナイへ (安室島付近)
2. コーラルアイランドI (安慶名敷島〜嘉比島付近)
4. コーラルアイランドII (屋嘉比島付近と阿嘉島付近)
6. 美ら島 (前半は久場島付近の海上、後半は座間味島付近)
→ 海の青さ、透明さ、きらめき、そしてその色の変化を防振装置付きのクルーザーから捉えた海上の映像です。
3. ダイブI (安室島・夫婦岩付近と、渡嘉敷島・アリガー南付近、渡嘉敷島・トカシクビーチ付近)
5. ダイブII (阿嘉島沖・トムモーヤ付近)
7. ダイブIII (渡嘉敷・アハレンビーチ付近)
→ 海中映像です。「I」は珊瑚礁を回遊する色鮮やかな魚たち、「II」は大きな回遊魚、「III」は珊瑚礁の深い森と、海上から降り注がれる光とのコントラストにフィーチャーしています。水中映像は、この作品ではブリッジ的に挿入されているだけなので、あまり長くはありませんが、どれも秀逸です。
8. 美ら島の落日
9. ニライカナイとの別れ
→ 船上や海中の映像から変わって、島々の遠景や、日が沈みゆく風景です。
