Larry David は、アメリカのテレビ番組Curve your enthusiasm のプロデューサーとしても、そういうすごいJokeの脚本を書くので有名でついでに、自作自演してしまうところがまたすごい。
そのLarryとWoody Allenが共作したのが(豪華!)この映画です。英国ではメジャーな映画館ではばんばん上映してました。
テレビのキャラとこの映画でのキャラクターは基本的な路線は同じなのだけど、映画だけにゴージャス度が違いました。
でもやっぱり一番おかしいのは、とにかく、このLarry演じるのが、かならずひとこと多いのです!その一言が強烈きわまりなく、ちょっとユダヤ人への偏見を冗談にしたようなブラックなものが多いので、(あと、ご老人とか、子供とかにも容赦がない・・・・でも思ってても誰も言えない)アー笑ってはいけない!とおもいつつ、耐えきれずに笑ってしまうのです。
でも口は災いのもとの典型のような役なんだけど、本当の性質、気持ちはすごくやさしくて、何回も、気持ちが期せずしてジンとしてしまうのです。
このLarry David の世界は、タランティーノと同じように、彼にしか作れない世界じゃないかと思います。
Larry Davidは若手ハンサム俳優なんかでは決してないけれど、それでもここまで人を惹き付けられるっていうことは、ハリウッドの常識を軽々と否定してしまう力もあるのです。
映画仕様だけに、最後にできて行くカップルの組み合わせは圧巻で、ラブロマンスも少し入っていて、きれいに仕上がってます。150%おすすめ。英国人からも絶大な人気です。