幻のフィーメール・シンガー・ソングライター、ナオミ・ルイスのメガ・レア級の作品が遂にCD化!! キャロル・キングやローラ・ニーロ風のキャッチーなメロディーにほどよくアシッド&サイケ・フレイバーをまぶした絶品です!! (オリジナル発売:1976年)
■南ネヴァダ生まれの女性シンガー・ソングライター、ナオミ・ルイスのセカンド・アルバム(76年リリース)。ハープ、ヴァイオリン、チェロをフィーチャーして理想の土地として憧れるウェールズへの思いを綴ったタイトル曲に象徴されるように、ドノバンのメルヘンチックな作風にも通じる英国的抒情が美しい、前作のグルーヴィーなメロウ・フォーク的要素をより強調した内容になっている。前作同様クロスオーヴァー的感覚を充分に吸収したリズム・セクションが、彼女のポップなヴォーカルに過不足ないバッキングを提供。ピアノやフルート、そしてフレンチホルンなどを使った知的な陰影も素晴らしく、時にヴォーカルはジョニ・ミッチェルを思わせるが、ポップさを様々なサウンド的彩りで展開した全編にただようフリーソウル的感覚も魅力だ。70年代マイナー女性SSWアルバムの隠れた傑作。