ダグラス・サークのメロドラマです!
女優を目指して夫と子供を捨てて家出したバーバラ・スタンウィックが、ちょっとしたきっかけで帰郷する。夫は実は彼女を今でも愛しており、やはり女優を目指している次女は母にあこがれていて、末っ子の息子は当然母の愛に飢えており、長女は母をちょっと許せない。
しかも、実は家出する前、彼女は町のある男と不倫していて・・・
と、気がかりな要素には、事欠きません。
しかし、しかし、バーバラが本当に毅然とした大人の女性で、しかも女優の名声なんてことより、家庭、家族が本当の宝、という価値観に目覚めています。だから、夫も彼女を本当は愛しているし、なんか丸く収まりそうだなー、とほっとします。
名声よりも家族の愛が大事、というのは、サーク氏のメッセージなんだろうなー、と感じます。
この映画が出来たころ、アメリカでもまだまだみんな当たり前に馬車に乗っていたんだなー、と思います。今の日本の一般家庭より、素敵なおうちに住み、ファッションも魅力的ですが。
そして、長女の婚約者役に、リチャード・ロングという役者さんが出ていますが、彼は、バークレー牧場の長男ジャロード!、バーバラはバークレー牧場のミセス・バークレーですから、あの時の親子の関係を、ここでは母と娘の婚約者、の役で共演しています!
しかし、バーバラ・スタンウィック、むかしから毅然とした大人の美女だったんですね・・・
あこがれるけど、全然まねできない・・・