巻頭「<気仙沼発>わが罹災記」畠山重篤氏を一心に読んだ、悲しい。
27頁-39頁「天皇ー最高の危機管理機構」佐々淳行氏は、昭和天皇大喪の礼を指揮したのを最後に退官した佐々氏の天皇への独特の想いが込められた内容で、「天皇制は日本人が生み出した知恵の結晶、発明である」という氏の経験した官僚という現場からの視点に深く考えさせられた。
是非、この一冊も読みたくなった。
菊の御紋章と火炎ビン―「ひめゆりの塔」「伊勢神宮」が燃えた「昭和50年」
172頁-183頁「戦略は"関西の知恵"に学べ -今も昔も海軍は-」日下公人氏×平松茂雄氏の対談も面白い。「ゼロ戦と真珠湾が日本がやった唯一の侵略戦争」と分かり易い日下氏に、「自衛隊は死ぬという前提がないから戦争は出来ないと思う」と平松氏。「カミカゼの存在が『日本は怒らせると怖い』という日本のイメージを作ってくれたんです」と日下氏。「日本は原爆を2つも落とされたのだから、堂々と核武装できる唯一の国」と平松氏。最後に「日本の防衛線として台湾を承認すべし」との言には、自分が忘れている国の境というものを強く考えさせられた。
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歴史通 2011年 05月号 [雑誌] 雑誌 – 2011/4/9
緊急特集 天変地異・国難来たる-[気仙沼発]わが罹災記、天皇―最高の危機管理機構、米軍よ・自衛隊よありがとう、指導者の条件、他/総力特集 海軍善玉論のウソ・危機の歴史学-忘れられた「見敵必殺」の精神、逃げる五十六・隠れる戦艦大和、、『永遠の0』が語りかけ
登録情報
- ASIN : B004TMI8FY
- 出版社 : ワック; 月刊版 (2011/4/9)
- 発売日 : 2011/4/9
- 雑誌 : 240ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 859位地理・歴史・考古学の雑誌
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