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５月２４日がディラン７０歳の誕生日。それに合わせてのリリースだろうか。
この音源のＣＤは、昨年１０、１１月にリリースされたウィットマーク・デモとモノ・ボックスの両方を購入した人へのプレゼントだった。私はウィットマーク・デモしか買わなかったので、そのときのプレゼントの内容と本作の異同を論じる立場にはないが、プレゼントのために無理をして両方買った人がいれば、その人には気の毒だ。ソニーさんにはもっとファンへの配慮を求めたい。
音質はモノだが、５０年近くほったらかしにされていたテープからおこした音にしては悪くない。４０分足らず、超有名曲がない、１曲目の冒頭が欠ける等の不満はある。しかし、ディラン２１歳の声が若々しい。この若さと明るさが本作の魅力のすべてと言っていいだろう。
初期スタジオ録音の別テイクには少々飽きたが、本作のような未発表ライヴ録音の発掘は歓迎だ。
