内容紹介
インドネシアから届けられた衝撃のアコースティック“ベッドルーム”ポップの名作『クワイエット・ダウン』が秘かに話題を集め続ける男性SSW、アディティア・ソフィアン。その続編にあたる2ndアルバム『フォーゲット・ユア・プランズ』もまた、紛れもない名作でした。彼の素朴で優しい歌心は、さらにさらに輝きを増しています。 ""インドネシアの首都ジャカルタ在住の男性SSW、アディティア・ソフィアン。2008年に自身のベッドルームで吹き込んだ珠玉のアコースティック・ポップの名曲達を収録したデビュー作『クワイエット・ダウン』の続編『フォーゲット・ユア・プランズ』が本作です。前作同様に、ほぼ全編が自らのギターと歌声だけで奏でられるアコースティック・サウンドはそのままに、弦、ハーモニカなどの音色が程よく添えられ、彼の優しく語りかけるような歌声、心に沁みるメロディの素晴らしさはより深く、心の奥にまで染み込むようです。
オープニングを飾る「フォーゲット・ジャカルタ」を聴いて頂ければ本作がまた、『クワイエット・ダウン』に勝るとも劣らない名盤である事を実感して頂けるでしょう。そのサウンド自体に大きな変化はありません、まさしく延長線上にある作品と言えますが、それがプラスにしか作用しなところが彼の才能のスゴさなのです。シンプルなアコギのフレーズが繰り返す「ミッドナイト」、物悲しい旋律が心に沁みる「バンデイジド」、小気味良いスピード感に彩られた「アフター・ザ・レイン」、爽やかなメロディが心地良く滑り抜けて行くような「ゲイズ」など、全くブレの無い“アディティア流”ベッドルーム・ポップスの数々は、ますます輝きを放ち、聴けば聴くほどに感動は深みを増して行くかのよう。
『クワイエット・ダウン』同様に、派手さは全く無いですし、言ってしまえば地味な作品です。それでもそのメロディの良さや溢れでるオーラのようなモノは、一際輝いている事に気付いて頂けるかと思います。恐らくはこの作品は、“間違いない”1枚では無いかと思います。
アーティストについて
アディティア・ソフィアン (Adhitia Sofyan):
インドネシアの首都ジャカルタ在住の男性SSW。優しく味わい豊かな歌声と、すっと心の隙間に入り込むような上質のメロディセンスが抜群のアーティスト。2008年に自身のベッドルームで吹き込んだ名曲「アデレード・スカイ」がインドネシアの大手ラジオ局でへヴィープレイされチャートで1位を獲得し、長期間チャートにとどまる。ベッドルームを飛び出した名曲は、ヒット映画『Kambing Jantan』(インドネシア版『電車男』的な作品)にFt.され、大ヒットを記録する。その後、彼の名曲はシンガポールでもヒットし、今まさに日本にも上陸しようとしている。