"machine dreams"から二年ぶりの本作。
やはり表題の、Little dragonと韻を踏んでいる"Ritual union"がツボ。
"recommendation"など、秀逸な曲はいつもベースのラインの出来が光ってます。
不気味なリフが病みつきになる"night light"もいい。こういう不気味なリフセンスに
リトルドラゴンの素晴らしさを見ます。
ジャケの方向が変化して、前作までのイラストから、昔のカップルの写真がずらり。
今時このジャケは(!)、妙にジャケが安っぽいぞ、
もしかしてジャケまで80年代の有象無象のニューウェイブのダサさをオマージュしてるのか、と意図が分かりませんが、
メンバーの親の持っている写真を使ったようで日本人も多く混じっています。
amazon.comでmp3の"ritual union","night light"のep盤のジャケのイラストが素晴らしいのでぜひそちらを。
"Brush the heat"に代表されるように、機械音的な無機質なベースやビートが増え、
けだるいyukimi naganoのR&Bディーバっぽい歌い方も相まりストレートなポップ作ではなく、快作というより怪作といった観。
前作に予兆のあったインダストリアルなイメージが全編漲っています。
日本盤は出ないのでしょうか、歌詞が気になり、筆記体かつヒモ状にちらばった歌詞カードが滅茶苦茶読みにくいです(!)。