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オーケストラ・リハーサル [DVD]

4.3 5つ星のうち4.3 16個の評価

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フォーマット
コントリビュータ クララ・コロシーモ, ボールドウィン・バース, フェデリコ・フェリーニ
言語 イタリア語
稼働時間 1 時間 12 分

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商品の説明

秩序と混乱を往復し悪魔のように暴走する このオーケストラは何者か?

◆フェリーニ&ロータ コンビ最終作!

◆フェリーニファン、ロータファンのみならず、全映画ファンにオススメする黒いユーモアと感動にあふれた傑作!!

◆音楽の存在、崩壊、創造をめぐる作品!

◆2011年はニーノ・ロータ生誕100年、イタリア統一150年の記念の年!

◆フェリーニとロータ、二人の巨星が最後に挑んだ、傑作!

【物語】13世紀に建てられた礼拝堂。
今日のオーケストラ・リハーサルは60名ほど。テレビの取材が入るため、老写譜師と集まった演奏者たちは、いくぶん陽気だ。
老若男女、出身地もバラバラな者が集まっている。
やがて指揮者があらわれた。昂揚するとドイツ語が混じる…指揮者だ。
リハーサルが開始…楽譜が間違えている。
演奏者と指揮者の解釈が全く合わない。
ラジオを聞きながら演奏している者もいる。
ときおり礼拝堂の壁がグラグラと揺れるが誰も気にしない。
徐々に熱くなってきた演奏者と指揮者たち。
20分の休憩をとろう――そこから混沌と破壊、創造が始まる――。

1978年 イタリア・西ドイツ作

※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ イタリア語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 25 x 2.2 x 18 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4933672239071
  • 監督 ‏ : ‎ フェデリコ・フェリーニ
  • メディア形式 ‏ : ‎
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 12 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/7/22
  • 出演 ‏ : ‎ ボールドウィン・バース, クララ・コロシーモ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 販売元 ‏ : ‎ IVC,Ltd.(VC)(D)
  • ASIN ‏ : ‎ B00503SI3I
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 16個の評価

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星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
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ここはどこだ。サッカー場か?
4 星
ここはどこだ。サッカー場か?
いきなりサイレンや街の喧噪、飛行機の爆音、クラクションが鳴り響き、これから始まる混沌の世界を予告する。今ではコンサート・ホールに使われている古い礼拝堂に次々に譜面台が現れ、譜面が置かれ、楽団員が登場。オーケストラのリハーサルと楽団員についてのテレビの取材という体で映画は進む。そして実際に本作は国営放送局RAI委嘱で製作され、劇場公開が予定されたテレビ映画。フェイク・ドキュメンタリー。主な登場人物は俳優の模様。インタビューを軸にして、カメラにそして我々観客に向かい愚痴やたわいないこと、楽器・音楽への愛を語る。やがて口うるさい指揮者が現れリハーサルが始まるが、指揮者の横暴、意見の対立。やがて次第にリハはカオスへと突入。監督特有の幻想的な映像、巨大でシュールなセットは一見なりをひそめているが・・。終盤まではいわばそれだけの映画で、何も難しいことはないが、全体が抽象的な比喩で成り立っているのではと思わされ始める。この集団はなんなんだろう。この集団は何ででもありうる集団。性別・年齢・指向が違う人たち。学校や会社や政府や果ては国家間・・?。そこは一応目的があり、秩序が要求される場所のはずだがとにかくうまくは進まない。これは政治的側面を持った作品ではないかということが、映像特典(文字資料)で語られている。独裁者と市民、議会などのメタファーかも知れない。権力構造、支配と自治と言ってよいかも知れない。しかし一般化され、コミカルなものとなっている。そして集団芸術を作り上げる葛藤、プライドと信念のお話しとストレートに観てもいい。ここには取材(テレビ)という媒介がなければ語られない人の吐露がある。「送り手」という存在が強烈に観る者に意識させられる。楽団の姿を借りた(また撮影スタッフの姿を借りた)映画撮影現場(のカオス)を扱った映画と観てもいいかも知れない。ある楽団員がいうとおり「解釈は自由」。以下、★まで具体的に内容に触れています。休憩中に楽団員は暴徒化。指揮者はいらない!とシュプレヒコールをぶちあげ、礼拝堂はまさに路上デモの様相。若者のパワー、あきれる老人たち。でっかいメトロノームが運び込まれ、謎の地響き。やがて巨大な鉄球があさま山荘のごとく礼拝堂の壁を意味不明に突き破り、けが人まで出て、まるで爆撃された建物のよう・・。この鉄球が本作のキモかと思う。混沌の果ての破壊、対立、衝突なくして創造、秩序、共存はありえないということだろうか。ここの顛末は短いながら映像の魔術師フェリーニらしい比喩となっている。砂埃の流れる中、真ん丸な鉄球が不気味。★夢から覚めたように我に返る皆。やがてリハは再開されるが、果たして・・・。いくつかの解釈が併存する映画だが、特段身構える必要はない。楽団員たちの下世話で赤裸々な振る舞い、がさつな存在感は楽しい。とっても人間臭い、生々しき人々を愛するフェリーニらしい作品と思う。音楽映画ではなく、わざと演奏場面の現実味を薄め、またもや祭りの姿を寓話的に表している。劇中音楽はニーノ・ロータのオリジナル。完成後に逝去され、フェリーニとの最後の作品となった。このロータのスコアも聴きもの。撮影は『山猫』『昨日・今日・明日』『サテリコン』『ひまわり』『愛の狩人』『アマルコルド』等の巨匠ジュゼッペ・ロトゥンノ。PROVA D'ORCHESTRA(ORCHESTRA REHEARSAL)1978 Italy・WDEDVDは16:9.ワイドTVでは画面ちょうどに映るが、テレビ作品なのでオリジナル・アスペクト比はスタンダード4:3程度。天地トリミングということになる。画質はまあまあというところ。ノイズ、傷がところどころ見受けられるが特にストレスはない。特典は映像文字資料7頁と伊の予告編。この予告編は4;3(左右グレー帯)。3分半、字幕なし。関連キーワード:アヴァンギャルド、群像劇、フェイク、礼拝堂、楽器、指揮者、鉄球、インタビュー、ハープ、メトロノーム、写譜者連想作:『フェリーニの道化師』
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年1月6日に日本でレビュー済み
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9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年3月22日に日本でレビュー済み
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年5月10日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち4.0 ここはどこだ。サッカー場か?
2015年5月10日に日本でレビュー済み
いきなりサイレンや街の喧噪、飛行機の爆音、クラクションが鳴り響き、これから始まる混沌の世界を予告する。今ではコンサート・ホールに使われている古い礼拝堂に次々に譜面台が現れ、譜面が置かれ、楽団員が登場。オーケストラのリハーサルと楽団員についてのテレビの取材という体で映画は進む。そして実際に本作は国営放送局RAI委嘱で製作され、劇場公開が予定されたテレビ映画。フェイク・ドキュメンタリー。主な登場人物は俳優の模様。

インタビューを軸にして、カメラにそして我々観客に向かい愚痴やたわいないこと、楽器・音楽への愛を語る。やがて口うるさい指揮者が現れリハーサルが始まるが、指揮者の横暴、意見の対立。やがて次第にリハはカオスへと突入。監督特有の幻想的な映像、巨大でシュールなセットは一見なりをひそめているが・・。

終盤まではいわばそれだけの映画で、何も難しいことはないが、全体が抽象的な比喩で成り立っているのではと思わされ始める。この集団はなんなんだろう。この集団は何ででもありうる集団。性別・年齢・指向が違う人たち。学校や会社や政府や果ては国家間・・?。そこは一応目的があり、秩序が要求される場所のはずだがとにかくうまくは進まない。

これは政治的側面を持った作品ではないかということが、映像特典(文字資料)で語られている。独裁者と市民、議会などのメタファーかも知れない。権力構造、支配と自治と言ってよいかも知れない。しかし一般化され、コミカルなものとなっている。

そして集団芸術を作り上げる葛藤、プライドと信念のお話しとストレートに観てもいい。ここには取材(テレビ)という媒介がなければ語られない人の吐露がある。「送り手」という存在が強烈に観る者に意識させられる。楽団の姿を借りた(また撮影スタッフの姿を借りた)映画撮影現場(のカオス)を扱った映画と観てもいいかも知れない。ある楽団員がいうとおり「解釈は自由」。

以下、★まで具体的に内容に触れています。
休憩中に楽団員は暴徒化。指揮者はいらない!とシュプレヒコールをぶちあげ、礼拝堂はまさに路上デモの様相。若者のパワー、あきれる老人たち。でっかいメトロノームが運び込まれ、謎の地響き。やがて巨大な鉄球があさま山荘のごとく礼拝堂の壁を意味不明に突き破り、けが人まで出て、まるで爆撃された建物のよう・・。この鉄球が本作のキモかと思う。混沌の果ての破壊、対立、衝突なくして創造、秩序、共存はありえないということだろうか。ここの顛末は短いながら映像の魔術師フェリーニらしい比喩となっている。砂埃の流れる中、真ん丸な鉄球が不気味。★

夢から覚めたように我に返る皆。やがてリハは再開されるが、果たして・・・。いくつかの解釈が併存する映画だが、特段身構える必要はない。楽団員たちの下世話で赤裸々な振る舞い、がさつな存在感は楽しい。とっても人間臭い、生々しき人々を愛するフェリーニらしい作品と思う。音楽映画ではなく、わざと演奏場面の現実味を薄め、またもや祭りの姿を寓話的に表している。劇中音楽はニーノ・ロータのオリジナル。完成後に逝去され、フェリーニとの最後の作品となった。このロータのスコアも聴きもの。

撮影は『山猫』『昨日・今日・明日』『サテリコン』『ひまわり』『愛の狩人』『アマルコルド』等の巨匠ジュゼッペ・ロトゥンノ。

PROVA D'ORCHESTRA(ORCHESTRA REHEARSAL)1978 Italy・WDE

DVDは16:9.ワイドTVでは画面ちょうどに映るが、テレビ作品なのでオリジナル・アスペクト比はスタンダード4:3程度。天地トリミングということになる。画質はまあまあというところ。ノイズ、傷がところどころ見受けられるが特にストレスはない。特典は映像文字資料7頁と伊の予告編。この予告編は4;3(左右グレー帯)。3分半、字幕なし。

関連キーワード:アヴァンギャルド、群像劇、フェイク、礼拝堂、楽器、指揮者、鉄球、インタビュー、ハープ、メトロノーム、写譜者
連想作:『フェリーニの道化師』
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3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年5月2日に日本でレビュー済み
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2014年7月15日に日本でレビュー済み
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2014年7月5日に日本でレビュー済み
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2016年9月3日に日本でレビュー済み
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