TV放送当時から良い曲だとは思ってはいたものの、
結局買わないまま4、5年が経過してしまった
今回購入に踏み切った理由は主に、欲しいCDをまとめて買ってしまおうという個人企画によるもので、
これもそのうちの一枚だったということである
過程はどうでもよかろう、本題へ移るとする
今になってわざわざこのレビューを見る人もいないだろうと高を括り、好き放題褒めちぎらせていただくので
そのつもりでよろしくお願いしたい
さて、どうやらこの曲、CDで出ている物では2バージョンがあると思われる
まずはこれと、後のアルバムに収録されているものの2つだ
アルバムにはノルニルと少年よ~の2曲が同時収録されており
一見このシングルを買い求める必要性は無いように感じる方も多いだろう
ところがどっこい、この2種類、曲も歌詞も同じだが聴き比べると全く違う
アルバムに収録されている方は、かなりシンプルにまとまっている
ザ・打ち込みと言ったところか くどさがなく、サクッと楽しめる口当たりの仕上がりである
で、このシングル版だが、前述のバージョンと比べると豪華さが尋常ではない
まずノルニル
静やかなバイオリンと共に始まり、やくしまるの歌に釣られるようにして織り建てられていく合奏の、何と華やかな事か
メトロオーケストラの名は伊達ではない
後半で押し寄せる世界を揺るがせるレベルのワードの数々がただの飾りに留まらず、
圧倒的な「事実」として甲高いラッパで君の鼓膜の奥に花を咲かせていくだろう
一方の少年よ我に帰れ
おとなしめの入りだったノルニルに比べ、最初から飛ばしていく
個人的なイメージカラーでは ノルニルが白なら少年よ我に帰れは燃えるような赤色だ
が、その情熱的な音楽から奏でられる歌はどこか痛々しいほどの寂しさと、相反するような戦意を感じさせる
と、色々くどくど言ってきたが、そろそろまとめよう
理解が追いつかないほどの物も言わせぬ迫力がこのディスクにはある
ジャケットのイラストも可愛いのでオススメ 説明写真じゃ分かりにくいけどね!