演奏力,曲構成共 数ある JAM BANDの中でも頭ひとつ抜けている素晴らしいバンドなんだけどレビューの少なさで分かる通り日本では評価云々以前に全く知名度が無い不幸なバンド。
もうライヴ盤を含めると 7作目(たぶん)になりDVDも数種発表されているので米国ではローカルながら根強い人気があるようだ。
日本で受けない理由のひとつはカテゴライズし難い音楽性にありそうだ。例えるなら80年代の『BIG GENERATOR』の頃の YES のようにハードでポップでファンキーで更にプログレッシヴな味付けもあり、そのバランスも絶妙なんだけれどその器用貧乏さが仇になっていると思われる。
今作は楽曲がかなり練られており濃くて味わい深いサウンドになっており個人的には2011年のBEST 10に入る作品だと思う。
このアルバムをきっかけに過去の作品を遡って聴くのも一興。兎に角聴いてみて欲しい。