メジャーリリースでないのが心底不思議な作品。
一部アーティストが成功したことでアイドル歌詞+エレクトロの氾濫もあり、昨今の国内外エレクトロムーブメントにはやや食傷気味であった。
(有名無名問わず)安心と信頼の横綱級アーティストを聴けば、追従するものはもういいと。
しかし、moni-faceはそんな気持ちを軽々と吹き飛ばしてくれた。まさに新星。
音楽的には近年のクラブミュージックがベースではあるが、#11のように和製AORの片鱗が見える楽曲もあり拡がりを感じる。
#6は今すぐタイアップがあっても良いだけのクオリティーとキャッチーさを併せ持つ。
歌詞には若い感性が詰め込まれているが、有り体ではなくちょっとひねった表現が面白い。
作り手の意欲を感じることが出来る、完成度が非常に高い一枚。
購入して損はない。次にも期待したい。