心癒される歌声で人気の女性ヴォーカリスト、noonのジャズ・スタンダード・アルバム。彼女の魅力は、癒しの歌声と寛ぎ感。「Till There Was You」、「How Can You Mend A Broken Heart」といった曲に持ち味がよくあらわれています。「I've Never Been In Love Before」で聴かせるスウィンギーな歌唱もスウィート・ヴォイスで魅力一杯。トランペットが甘く切なく盛りあげる「Once Upon A Summertime」や、美しいピアノの音遣いの「That’s All」など、バックの演奏も上々。エンディングは、叙情的なギターで幕を下ろす日本語で歌った「白い色は恋人の色」。花びらの白い色、青空のすんだ色、夕やけの赤い色、そんな多彩さをデュオで描いた感動的な聴きもの。