当代きっての人気作曲家、吉松隆。満を持しての初大河!
2013年のNHK大河ドラマ《平清盛》は、主演の松山ケンイチほか豪華キャストに加え、吉松隆が初めて音楽を担当することでも既に各方面の話題になっています。
吉松隆はアンチ現代音楽を標榜し、純音楽作曲家としては当代、もっとも広範な人気を博している存在。
独特の美をたたえたストリングスのトーン。プレイアデス舞曲集(ピアノ:田部京子)に代表されるリリカルなピアニズム。
そして2010年に発売され話題をさらった《タルカス》に見るようなロックのダイナミズムと躍動感。
これらの要素を縦横に駆使した、近年の大河にない聴きごたえのある音楽が展開されています。
作曲:吉松隆
テーマ曲演奏:井上道義指揮、NHK交響楽団、舘野泉(ピアノ)
オリジナル・サウンドトラック演奏:藤岡幸夫指揮、東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:舘野泉、ヴァイオリン:木嶋真優、雅楽:伶楽舎、歌:松浦愛弓
[テーマ曲について・・・(吉松隆)]
今回の主人公は平清盛。
番組の「顔」ともなる2分30秒のテーマ曲は、「遊びをせんとや生まれけむ」という歌をモチーフとしつつ、清盛の生涯が走馬燈のように走り抜ける音楽にしたかった。
ささやくように静かに始まり、疾走し叫び、飛翔し戦い、栄華を極め、最後に「遊びをせんとや」と歌う子供の声を微笑みの中で聞きつつ、すべては歴史の彼方に消えてゆく…(ライナーノーツより抜粋)