ビートルズ、S&G、レイチャールズ、スティービー・ワンダーの
有名曲がめじろおし。あきらかに、企画モノ。
(スティービーの「マイ・シェール・アモール」のジャズバージョンは初めて
聴きましたが)。
そして、ジャズ不遇の70年録音。奇妙なストリングスがついてます。
しかし! レイ・ブライアントは偉大だった!
1曲目から両手で真っ黒なフレーズ連発、連発!
あれ?というイントロから入る「レット・イット・ビー」の料理も
お見事!黒い黒い、ああ、こんなふうにアドリブできるんだ、
もしビリー・プレストンが聴いたらびっくりしたろうなあ。
「明日に架ける橋はオーソドックスな編曲とタッチですが、
他の曲、えっ?これ「ヘイ・ジュード」かよ!
などなど「くずし」の才能とタッチの強さ、黒さに
うっとりです。