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THE ARCHIVES OF DIZASTAR SOURCES vol.10

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新品 中古品
CD, 2012/3/7 2枚組

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商品の説明

内容紹介

日本のロック史上最も謎の存在として最高のサイケデリック・ノイズバンド~裸のラリーズ~。
2000年にCD-Rで極少数販売された、DIZASTER音源全10タイトル(各2枚組)が初回プレス限定として再発。
1969年から1987年までのスタジオ音源、ライブ音源、デモテープなどで構成された貴重な音源となっている。

DISC 1:#19 LIVE 1979
《収録曲》
1. 夜、暗殺者の夜
2. 記憶は遠い
3. 夜よりも深く
4. 黒い花びら
DISC 2:#20 LIVE 1981
《収録曲》
1. 黒い悲しみのロマンセ
2. 夜、暗殺者の夜
3. The Last One
4. まどろみ

アーティストについて

1967年11月に京都で結成。
メンバーは水谷孝(ギター,ヴォーカル)、中村武志(ギター)、若林盛亮(ベース)に、ほどなくしてドラムの加藤隆史が加わった。
翌68年からコンサート活動を開始。
結成時のメンバーには、後によど号ハイジャック事件に加わった若林盛亮もいた。
70年の後半、水谷は東京に移り、長田幹夫(ベース)、正田俊一郎(ドラムス)と「東京版ラリーズ」を編成。
71年には久保田麻琴 がサポート的に参加し、「精進湖ロックシーン」などのイベントへの出演を行った。
72年にはギターの中村が復帰。
また、この年の6月に開店した吉祥寺のロック・ハウス『OZ』がラリーズの出演をブッキングし、同店の主催でラリーズのホール・コンサートが企画されるなど、バンドへのバックアップがなされてくる。
80年8月に元・村八分のギタリスト、山口冨士夫が加入。
またスタジオでレコーディング(公表されずに終わる)も行った。
その時のメンバーは水谷、山口、野間、Doroncoという編成。
この4人によるラリーズは雑誌メディアなどからも注目され、当時パンク/ニューウェーヴのよりアンダーグラウンドなアーティストたちとのイメージ的な親近性を得る中で、ラリーズが現役最年長のアンダーグラウンド・ロック・バンドとして認められていたことがそこでの記事から窺い知れる。
山口は81年の3月まで在籍した。
水谷がフランス滞在中の91年8月、初の公式アルバム『'67-'69 STUDIO et LIVE』『MIZUTANI -Les Rallizes Denudes』『'77 LIVE』がリリースされる。
そして、92年9月には初のビデオ『Les Rallizes Denudes』をリリース。
93年2月には5年ぶりにコンサートを行ったが、以前に比べて散発的で、94年に2回、95年、96年に1回行ったのみとなった。
そして水谷の公式の記録としての最後の演奏は97年11月、サックスのアーサー・ドイル、ドラムの 豊住芳三郎とのセッションとされている。
以降、活動を停止した。

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ ignuitas
  • EAN ‏ : ‎ 4571209816649
  • レーベル ‏ : ‎ ignuitas
  • ASIN ‏ : ‎ B0076SUB26
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年にプレスCDとして極く少数リリースされたDizastar Sources―D音源といわれているもの―のひとまずの完結編。
ディスク1は1−3曲目が1979年10月27日法政大学学館でのライヴで、「上智大ソフィア祭音源」といわれているものの音源。
ラリーズの膨大なライヴ演奏の中でも、とりわけ高いテンションと印象的な美しさを持っていた演奏のひとつに数えられることが多い。
当時「これが犯罪者の友、魅惑の宵だ」とのフレーズを付した耽美的なデザインのフライヤーが出回ったが、そのフレーズに恥じない強烈な昂揚感のライヴ。
1977年以前のライヴと異なり(1978年以後のラリーズのライヴらしく)音に現代的な鋭利さと冷やかさと重さが強く出てきたが、独特のメロディとボーカルは何ら変わりがない。

「夜、暗殺者の夜」での疾走はラリーズのライヴ演奏でも最もアップテンポな演奏のひとつで、ギターの轟音の凄まじさと同時に夜の冷気を思わせる残響音・空気感の濃厚さが印象的。
「記憶は遠い」の際立った悲哀感とダイナミズムをたたえた演奏は「LIVE 77」での同曲の演奏から受ける印象と大きく異なり、このライヴでしか聴けない。
4曲目「黒い花びら」(「天使」)はDizastar Sources vol.2のディスク1にも収録されていた1979年6月13日渋谷屋根裏での演奏の長尺版で、1979年のラリーズらしく陰影に富む音ながら、「轟音」とはまったく異なった非常にメロディアスで抒情的な演奏が耳に焼付く。
あえて言えば、惜しむらくはこの1979年の10月と6月のライヴの収録曲がDizastar sourcesシリーズにおいては各アルバムに分散されて収録されており(10月の法政でのライヴは他にvol.3、vol.4に収録されており、このVol.10と同様、申し分のない音質での演奏を聴くことができる。6月屋根裏でのライヴはVol.1とvol.2にも収録されている)、コンピレーションより「LIVE 77」のようにまとまったフル収録という形での音源として聴きたかったが、この音質で多くの演奏を聴けることは貴重であろう。

ディスク2はすべて1981年8月の屋根裏での演奏だが、ラリーズの1980年代の演奏でも際立った過激さと「動」の側面を持った演奏を高音質で聴ける。
「黒い悲しみのロマンセ」の、不吉で退廃的ながら文字通り夢幻的なメロディで激しくも美しい演奏(歌詞も1980年代に新たに付け加えられた言葉が入っている)、「まどろみ」(1970年代前半から演奏されていた「お前を知った」の別バージョン)の,30分近くに及ぶ鬼気迫る長大なインプロヴィゼーションがとりわけ印象に残るといえよう。
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