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理想的日本人 「日本文明」の礎を築いた12人 Kindle版
日本人は、日本をいかなる国にしたいと望んできたのか? この独創的な日本文明を形作ったのは、いかなる人々なのか? 12人の代表的人物から、日本の歴史の本質に迫る、「渡部日本史」の傑作。
歴史がおもしろくないのは人物がよく扱われていないからだ、歴史は人物の連鎖に他ならない、と著者は説く。どのような人物が、日本の歴史にいかなる意義を果たしたか。そしてそれによって、日本文明の独自性がいかに形作られてきたのか。そこに著者一流の歴史眼で切り込み、あざやかな歴史の「印象画」を描きあげる。まさに人物伝から文明の本質に迫る「おもしろくてためになる」決定的論考である。
そのような「理想的日本人」として選ばれたのは、聖徳太子、紫式部、西行、源頼朝、織田信長、徳川家康、松尾芭蕉、大久保利通、伊藤博文、松下幸之助、野間清治、岸信介。それぞれの人物のどこに着目するか! 日本人として知っておきたい、まさに国民必読の一冊である。
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2004/8/6
- ファイルサイズ241 KB
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登録情報
- ASIN : B00799TVZK
- 出版社 : PHP研究所 (2004/8/6)
- 発売日 : 2004/8/6
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 241 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 162ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,090位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,160位歴史・地理 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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著者渡部氏の歴史眼によって選ばれた、「日本文明」を作り上げた
12名の理想的日本人が紹介されます。歴史教科書とは一味違う切り
口で人物像に迫った一冊です。特に、大久保利通が近代日本の創建
に大きく寄与していることに再注目しました。ポイントを3つ挙げると、海
外視察において海外の進んだ文明を目の前にしても途方に暮れること
なく、追いつき追い越すことを明確に掲げたこと。そして近代化のために
障害となった同郷の陸軍大臣西郷隆盛を躊躇せず征伐する強い精神
力の持ち主であったこと。さらに大久保は暗殺されるまで、政治の中心
から離れなかったこと。大久保以外の各人も読みどころは満載です。
本書では,「本地垂迹」を発明したのが聖徳太子で,西行や松尾芭蕉に至るまで,その系譜が脈々と受け継がれているという渡部氏のストーリーが特徴でしょう。「本地垂迹」は「本当に神聖なるものがあるとするならば,インドでは釈迦如来という形で現れ,日本には日本の神様という形で現れたのではないか(P. 59)」とする考え方で,神も仏も両方を尊ぶ日本人の宗教観念の根底です。
「第十章 松下幸之助と野間清治」で『修養全集』第1巻の口絵を例に挙げて,「孔子と釈迦とキリストが三者会談をしている構図の絵で,描いたのは中村不折である。(中略)この三人に会談させようという発想を持つ人が,当時,世界のどこにいただろうか(P. 195)」と指摘していますが,確かにこの構図は多くの日本人には違和感はありません。「本地垂迹」説の細かな神学的議論はさておき,この考え方が日本人の思考体系の端々に見られることは事実です。その観点から歴史上の人物を読み解いていくことは体験として非常に興味深いことです。併せて,「本地垂迹」説が一神教を信じる人々との間でどのように認識されているかは知っておく必要がありますが,まずは一読をお勧めしたい本です。
本書は聖徳太子から岸信介まで、日本文明の礎を築いた12人の人物談、抜群に面白い。本地垂迹説、心学をからめて、芭蕉の「奥の細道」が、西行の跡をたどる宗教的な旅であった等々、本邦初公開、どこでも読んだことがないユニークな人物談が満載。野間清治も登場するが、面白くてためになるとは、この本の為の言葉でもあろう
ある著名な宗教家(大川隆法氏)が、著者の過去世として、アメリカの政治家、ベンジャミンフランクリン、徳川家康に三浦按針と共に仕えたヤーンヨースティン、そして伊勢物語の主人公の在原業平の三人の名を挙げている。著者が西洋もの、日本もの、両刀使いである事を考えると、なるほどとうなずける。特に、本書の徳川家康についての洞察は、実際に家康と会った事のあるヤーンヨースティンからのインスピレーションも多分に働いているとすれば、これは誠に興味深い話ではないか。かくのごとく、多くのファンを持つ著者の天才的洞察は、いわゆる「般若の智慧」「般若波羅密多」という事である。ロマンあふれる話ではないか。このように想像力を働かせ、著者の提供する歴史空間に遊んでみてはいかがだろう。
大久保利通、伊藤博文らを高く評価しているが、「まえがき」で著者が述べているような"面白い人物伝"になっていない。
市井に住んだ努力の人物を発掘して評価・紹介するような視点もない。
著者は「日本はすごいんだぜ」と言いたい様子だが、そのような評価をする際の基準となっているのは、意外なことに近代ヨーロッパ系の価値観であり、そこに根本的な矛盾があると思われる。