“ワンピ”に“スニーカー”に“傘ジャンプ”。このジャケットからして最高ですが、コケティッシュな歌声はもっと最高!そして弾けたアコポップの名曲「カリフォルニア」はさらにさらにイイ。米国の女性SSW、ミンディ・グレッドヒルの3rdアルバム『アンカー』は、ポップでジャジーでメランコリックな大傑作。まずはその愛らしい歌声に触れてみて下さい…。 カリフォルニア生まれの女性SSW、ミンディ・グレッドヒルの3rdアルバム『アンカー』がとにかく素晴らしいです。デビュー当初はメジャーな質感のアルバムもリリースしてたりしますが、本作『Anchor』は、彼女のコケティッシュな歌声が一際輝くジャジーに弾けたポップスと、しっかりとメロディで聴かせる極上のアコースティックポップのオンパレード。ジュノー・アワード受賞者、Stuart Brawleyがプロデュースを手掛けたサウンド、程よく漂うヴィンテージ感が心地良いアレンジのセンスも光ります。 注目は何と言ってもオープニング曲「01. California」。イントロ、小気味良いメロディを奏でるバンジョーの響きから楽しいですが、手拍子交えたビートに乗せ、グイグイと高揚して行くポジティブな曲調に、ウキウキ度&爽快感はマックス。ひたすら王道、でも最高な1曲です。続く「02. Crazy Love」も跳ねたピアノがリードするポップな好曲で、サビの高揚感が気持ち良すぎ。ピアノの弾き語りで聴かせるバラッド「03. Anchor」の穏やかなフィーリング、優しいメロディが印象的なアコポップ「05. All About Your Heart」に、弾けるピアノポップ「06. All The Pennies」、ウクレレが愛らしい「07. This is My Song」、ミディアムテンポのビートに乗せ、浮遊感溢れるウワ物が漂う「08. Whole Wide World」など、良い曲しか収録されていない、驚くべき1枚です。
アーティストについて
Mindy Gledhill (ミンディ・グレッドヒル): 愛らしい歌声が魅力のカリフォルニア生まれの女性SSW。2004年のフォーキーなデビュー作『Sum of all grace』が3つのローカル賞を受賞し注目を集める。その後、安易にカテゴライズされることの無い自由なインディ的スタイルを目指し、自身の望むスタイルで音楽活動を続ける。ジュノー・アワード受賞者であるStuart Brawleyがプロデュースを手掛けた2010年の3rdアルバム『アンカー』は、自身の集大成とも言える、メランコリックなメロディが詰まった極上のアコポップで、本国のみならず、隣国の韓国でも大ヒットを記録した。
5つ星のうち5.0Great CD, have been trying to track this down ...
2016年4月2日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
Great CD, have been trying to track this down since my last one was stolen when the CD player was stolen from our car - with Mindy inside. Lovely lyrics, voice and chilled out vibe.