共に回想シーンから始まる5、6話は、彼女達が
背負う思いや、それを成し遂げたいとする意志が強く
描かれている様に感じました。
また、初瀬が憧との過去を語るシーン等も含め
登場人物にも深みが増す要素に繋がっていると思い
ます。
5話、「不気味にツモる怜」
「えっとえっと……状態の宥」
「テレビを心配そうに見つめる望」
6話の「幼い頃の、宥の微笑み」
「手形さを表しているように無駄のない、憧の打つ手つき」
「グローブの馴染み具合を確かめる灼」
辺りが個人的には名シーンです。
特に赤い眼光を放ちながらツモる怜は、地味な外見
もあってか、前作の主人公だった宮永咲をどこか彷彿
とさせ、改めて阿知賀女子達が目指す道の険しさを
感じました。
(なお、2巻とは逆にシリアスEDが流れない巻な
のに映像特典がノンテロップ版シリアスEDだったこ
とには、少しだけ違和感を覚えました)