同年の「東京物語」と共通している部分もあって、この時代の親子間にはある種の溝ができていたのかなと思った。
貧困が全ての元凶かもしれないが、その貧困の原因である政治的状況への批判も(おそらく)実際の映像を使って表していたと思う。
子供のために稼いでたのに、金のために子供を利用するようになるのは必ずしも政治が原因ではないと思う。
もう少し母親は悲しんでばかりいないで、子供の心をわかってあげようとすればいいのにと思った。
不倫のくだりはトレンディで昼ドラ感満載でびっくりしたが、過去と現在のシーンをノータイムで行ったり来たりするパートは結構新鮮に感じられた。
撮影面では、墓の前のカメラワークとか、随所に見られる長回しはすごかった。
木下惠介生誕100年 「日本の悲劇」 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト, モノ |
コントリビュータ | 高橋貞二, 望月優子, 佐田啓二, 田浦正巳, 上原謙, 木下惠介, 高杉早苗, 桂木洋子 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 56 分 |
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メーカーによる説明
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商品の説明
戦後を背景に戦争未亡人の悲惨な末路を描いた究極の衝撃作!
●子が親を見捨てていく戦後日本の悲劇! 歪んだ社会を激しく告発する木下惠介監督の怒りと祈りのメッセージ!
<ストーリー>
戦争で夫を亡くした春子は、戦後の貧困の中、生活のために身体を売ったことすらあった。彼女にとっては、我が子ふたりの成長だけが生き甲斐であった。しかし、ふたりは母の過去の商売を知って反発し、何かと反抗的な態度を取るようになっていた……。
■1953年度キネマ旬報ベスト・テン第6位 ■第8回毎日映画コンクール脚本賞/女優主演賞(望月優子)
■第4回ブルーリボン賞脚本賞(木下惠介)
【木下惠介生誕100年について】
日本映画最盛期、黒澤明監督と共にその人気と評価を二分し、国民に愛された巨匠。
『二十四の瞳』『カルメン故郷に帰る』『楢山節考』など数々のヒット作を生み出し、世界的評価も高い稀代のストーリーテラー木下惠介監督が2012年12月5日生誕100年を迎えます。
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 75 g
- EAN : 4988105064669
- 監督 : 木下惠介
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト, モノ
- 時間 : 1 時間 56 分
- 発売日 : 2012/8/29
- 出演 : 望月優子, 桂木洋子, 田浦正巳, 上原謙, 高杉早苗
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 松竹
- ASIN : B00836JCXY
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 68,118位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,429位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この目線に着目した作品に
始めて出会いました。
祖母も、
私の両親やおじ・おばを育てるのに
苦労した事だろう。
そんな親心を知らずに
親を貶すシーンは切ない。
始めて出会いました。
祖母も、
私の両親やおじ・おばを育てるのに
苦労した事だろう。
そんな親心を知らずに
親を貶すシーンは切ない。
2013年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
可愛がってもいた木下恵介のこの作品を、社内の試写でみた小津が、同席した、他の全員が、打ちのめされた様に椅子から立ち上がりかねていたのを、やおら一人立ち上がり、『杜撰な絵を作りやがって・・・』つぶやいて部屋を出て行った。と、『絢爛たる影絵』髙橋治著に綴られていました。きっと、小津の映画作法とはかけ離れたものと見たのでしょう。或る意味で、刺激をもとめて、これでもか、これでもかと映画の場合、作って行くと、いづれはあきられるし、行き詰まるのでしょう。昔も、好い絵があったのになあ、とは思うものの、繰り返し繰り返し見られる、鑑賞に堪えると言う作品は、そう多くはない。
2021年11月28日に日本でレビュー済み
この映画はサブスク・プレミアムにてプラス有料
企画でしたが、鑑賞出来ました。
この「日本の悲劇」は、「映画キネマベスト」の
「1953」の中より選択し、プレミアムを探し
ました。未だ見ていなった中から、ほかならぬ
木下惠介監督ではないですか。。
(それに、私のペンネームとする佐田啓二さん
の出演にあり、特に見たく思いました)
木下監督では、先ごろ「二十四の瞳」(1954年)
のこちらを先にみましたが、この映画も静かなる
反戦?映画で感銘しました。
(ちなみに、「笛吹川」(1960年)は昔の戦国時代
の戦いをつぶさにしたきびしい映画です)
~このように、木下監督は「戦争」またはその影
に目をつむることなく他の映画いくつも描かれて
いると思います。
早速、鑑賞するこことしました。この映画も見終
わったあと、一応「日本の?」悲劇かー と反問しま
したが、やはり「戦争」というものが影響落とした
この家族および取り巻きではないでしょうか?
映画の始まりより乱れた社会、この一家族にも襲う
労苦。
もし、この映画の母(望月優子)はー
戦争という時代に苦労の子育てをしなかったら
。。娘(桂木洋子)が親(望月優子)は娘が自分の思い
にそむいて人の夫(上原謙)と駆け落ちしても、息子
(田浦正巳)が養子に行くくらいで。。そんなにまで
悩まないような。~まして収入もよいお医者さん
の先ではないですか。
株へのかかわりの借金。。これまでもお金の苦労は
あったではないですか。。
これは、現在でもこれらのどれか同じ悩みを持つ家も
多いでしょう。
しかし、この母にしては一度に寄せた重なる苦渋で
した、戦争禍の労苦の積み重ねがあり力つきた感じ
取れました。
企画でしたが、鑑賞出来ました。
この「日本の悲劇」は、「映画キネマベスト」の
「1953」の中より選択し、プレミアムを探し
ました。未だ見ていなった中から、ほかならぬ
木下惠介監督ではないですか。。
(それに、私のペンネームとする佐田啓二さん
の出演にあり、特に見たく思いました)
木下監督では、先ごろ「二十四の瞳」(1954年)
のこちらを先にみましたが、この映画も静かなる
反戦?映画で感銘しました。
(ちなみに、「笛吹川」(1960年)は昔の戦国時代
の戦いをつぶさにしたきびしい映画です)
~このように、木下監督は「戦争」またはその影
に目をつむることなく他の映画いくつも描かれて
いると思います。
早速、鑑賞するこことしました。この映画も見終
わったあと、一応「日本の?」悲劇かー と反問しま
したが、やはり「戦争」というものが影響落とした
この家族および取り巻きではないでしょうか?
映画の始まりより乱れた社会、この一家族にも襲う
労苦。
もし、この映画の母(望月優子)はー
戦争という時代に苦労の子育てをしなかったら
。。娘(桂木洋子)が親(望月優子)は娘が自分の思い
にそむいて人の夫(上原謙)と駆け落ちしても、息子
(田浦正巳)が養子に行くくらいで。。そんなにまで
悩まないような。~まして収入もよいお医者さん
の先ではないですか。
株へのかかわりの借金。。これまでもお金の苦労は
あったではないですか。。
これは、現在でもこれらのどれか同じ悩みを持つ家も
多いでしょう。
しかし、この母にしては一度に寄せた重なる苦渋で
した、戦争禍の労苦の積み重ねがあり力つきた感じ
取れました。
2009年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
涙など乾いてしまった
劇中の音楽は伴奏のテーマとラジオから流れるものだけ
反戦などという意気のこもったものでなく
もっと静かななにか、透徹した虚無が全編を覆い
俺はただただ口元をおさえ 画面に見入るしかなかった
そして特筆すべきことは
この時代にこのレトリックはあまりにも鮮烈でまさに前衛というしかない
当時どのような評価がなされていたのかとても気になっている
怒涛と圧巻の狭間を揺れ続ける静寂を深く深く感じ取った
劇中の音楽は伴奏のテーマとラジオから流れるものだけ
反戦などという意気のこもったものでなく
もっと静かななにか、透徹した虚無が全編を覆い
俺はただただ口元をおさえ 画面に見入るしかなかった
そして特筆すべきことは
この時代にこのレトリックはあまりにも鮮烈でまさに前衛というしかない
当時どのような評価がなされていたのかとても気になっている
怒涛と圧巻の狭間を揺れ続ける静寂を深く深く感じ取った
2013年10月15日に日本でレビュー済み
この作品には救いがありません。
救いの無さとそれに対する憤懣を叩きつけたような作品です。
戦後、この映画にあるような悲劇はたくさんあったのでしょう。
ただ、同監督の作品である”二十四の瞳”では明らかな悪の対象として”戦争”がはっきりと示されていましたが、本作では何が悪なのかはっきり示されません。
それだけに何とも気持ちの悪い厭らしさが後々まで残ります。
また、主人公の家族も含めて明らかな善人は出てこず、皆少しづつ悪人の面を持っているのも現実を容赦なく表しており、より救い無さを強調しています。
映画を単に感情移入してストレスを発散させるものとしてしか観ない人には耐えられない映画でしょう。
確かに愉快ではないのですが、後々まで棘のように心に残る作品であると思いました。
救いの無さとそれに対する憤懣を叩きつけたような作品です。
戦後、この映画にあるような悲劇はたくさんあったのでしょう。
ただ、同監督の作品である”二十四の瞳”では明らかな悪の対象として”戦争”がはっきりと示されていましたが、本作では何が悪なのかはっきり示されません。
それだけに何とも気持ちの悪い厭らしさが後々まで残ります。
また、主人公の家族も含めて明らかな善人は出てこず、皆少しづつ悪人の面を持っているのも現実を容赦なく表しており、より救い無さを強調しています。
映画を単に感情移入してストレスを発散させるものとしてしか観ない人には耐えられない映画でしょう。
確かに愉快ではないのですが、後々まで棘のように心に残る作品であると思いました。
2019年4月5日に日本でレビュー済み
戦後の復興と混乱に生きた家族の物語。
母親は子供のために、あまりほめられたことではない行為をしながらも、懸命に育ててきた。子供はそのために、他人にバカにされ、いろんな人からひどい仕打ちをうけてきた。
そして親子は次第にすれ違いはじめる。母親は親バカで子離れができない。子供は親をよく思わず親を捨てる。
どちらかの視点に立って感情移入すれば、片方が恩着せがましく思えるし、片方が親不孝で冷たく思える。
だけどどちらかが一方的に悪いかといえば、そんなことはないように思う。このような時代を作った戦争が悪い、戦争に参加して敗戦したことが悲劇なのだろう。
彼らが別の時代に生きていたら、ラストシーンの悲劇も起きなかったのかもしれない。
母親は子供のために、あまりほめられたことではない行為をしながらも、懸命に育ててきた。子供はそのために、他人にバカにされ、いろんな人からひどい仕打ちをうけてきた。
そして親子は次第にすれ違いはじめる。母親は親バカで子離れができない。子供は親をよく思わず親を捨てる。
どちらかの視点に立って感情移入すれば、片方が恩着せがましく思えるし、片方が親不孝で冷たく思える。
だけどどちらかが一方的に悪いかといえば、そんなことはないように思う。このような時代を作った戦争が悪い、戦争に参加して敗戦したことが悲劇なのだろう。
彼らが別の時代に生きていたら、ラストシーンの悲劇も起きなかったのかもしれない。