このロリンズは一回目のスランプで引きこもっていたのをローチが説得して
バンドに入れたものです。
緊張した超速のロリンズもまたすばらしい。ロリンズ入りのブラウンローチ
クインテットもハロルド・ランド時代とはまた違う世界を実現しています。
Clifford Brown & Max Roach, In Corporated , Study In Brown にまさると
も劣らない一枚と思います。
油井正一のシリーズ物ライナーノーツ、クリフォードブラウン物語は私も好
きですが、油井正一がこのロリンズをことさら低く評価するのについては私も
一時本気にしましたが、30年ほど聴いた結論としてははっきり当たっていない
と思います。
その是非もあり、ともあれジャズが好きならば聴いておくべき文化財的一作
ではないでしょうか。
目の前を全力で駆け抜けて行くブラウン&ローチの一瞬の姿を捉えようと
ときおり引っ張り出してはまた聴き返しています。
エマーシー盤のブラウンローチ(抜粋)
1954 「ブラウン&ローチ」「インコーポレーテド」「with ダイナワシントン(jam)」
「with ヘレンメリル」「with サラボーン」
1955 「スタディー イン ブラウン」(ここまでがハロルド・ランド)
1956 「アット ベイズンストリート」
At Basin Street -Hq- [Analog]
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
レコード盤, 追加トラック, インポート, 2021/9/17
"もう一度試してください。" | 追加トラック, インポート | ¥3,433 | ¥2,880 |
レコード盤, 追加トラック, インポート, 2012/6/19
"もう一度試してください。" | 追加トラック, インポート |
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曲目リスト
1 | What Is This Thing Called Love? |
2 | Powell's Prances |
3 | Love Is a Many Splendored Thing |
4 | Time |
5 | I'll Remember April |
6 | Scene Is Clean |
7 | Step Lightly |
8 | Gertrude's Bounce |
9 | Flossie Lou |
商品の説明
Limited Direct Metal Mastered 180gm vinyl LP pressing of this classic album. Includes two bonus tracks. Wax Time.
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 30.99 x 31.19 x 0.61 cm; 295.97 g
- メーカー : Wax Time
- EAN : 8436542011068
- 製造元リファレンス : WA-16789395
- オリジナル盤発売日 : 2012
- レーベル : Wax Time
- ASIN : B0084GOV5C
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年10月22日に日本でレビュー済み
マックス・ローチにとって、華やかで強力なフロントラインの完成こそ最大の課題であり、彼の目指すハード・バップコンボの理想の姿であったに違いない。自らがリズムの要を受け持っているゆえ、キャッチャー兼務のプレーイングマネージャのようなもので、あとはどれほど優れたピッチャーを擁するかに、かかっているようなものである。2管編成におけるトランペットとテナー・サックスというフォーマットで、クリフォード・ブラウンとソニー・ロリンズといえば間違いなく当時最高の組み合わせである。アドリブにおいて二人の右に出る奏者はいなかったであろう。当時引退中のロリンズを引っ張り出す事に成功したローチは、大いなる野望を持って、若く才能ある二人のホーン奏者と、この録音に望んだ。結果として、What Is This Thing Called Love?、Love Is a Many Splendored Thing、I'll Remember Aprilといった名演を産み、不滅の傑作をものにした。ブラウンのソロはことに素晴らしく、見事なタンギングによる超美技のアドリブを展開している。ところがロリンズの演奏は、当時のワンホーンの傑作、サキソフォン・コロッサスやテナー・マドネスなどと比べ、やや精彩に欠ける。むしろ、前任者ハロルド・ランドのほうが堂々とした演奏を聞かせているように思える。ロリンズほどの人物でも、ブラウンのすごさに萎縮していたのだろうか。それはともかく、ローチの夢と野望は最強のクインテットの完成へと向かっていた。マイルス・クインテットやジャズ・メッセンジャーズといったライバルにも負けないクオリティーをもっていた。しかし、ブラウンの死、ロリンズの気まぐれ(その後も、一時的引退をした)により、その実現は頓挫してしまった。かくして50年代の夢の顔合わせは夏の夜の花火と化したのであった。ローチ、ブラウン、ロリンズの数少ない夢の組み合わせを是非味わって欲しい。
2016年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ようやく慕情を観た。キース・ジャレットがライブでこの曲を取り上げていたことに驚いた。クリフォード・ブラウンはさらにご機嫌なサウンド。マックス・ローチのドラミングが最高。シンバルのショットから熱い演奏が繰り広げられる。マイッタ以外言葉がない。
2006年6月4日に日本でレビュー済み
クリフォード・ブラウンが自動車事故でピアノのリッチー・パウエルとともに帰らぬ人となったのがこの録音の4ヵ月後であった。本作はブラウン=ローチ・クインテット名義では最後のスタジオ・セッションである。5人が揃った本当のラスト・レコーディングは「ソニー・ロリンズ+4」ということになる。「アット・ヘイズン・ストリート」というタイトルがついているが、本作はライヴ盤ではなく、その頃ついにニューヨークの名門クラブであるベイズンストリートに出演した余韻を残したまま3日間のセッションをスタジオ録音したものである。クラブの喧噪や、食器とナイフが触れ合うようなライヴのアンビアンスはないが、コンスタントにステージをこなしてきたクインテットは、このスタジオ録音でも本物のステージで演奏しているかのような熱気をはらんだプレイを聴かせている。なかでも「1.恋とは何でしょう」や「2.慕情」におけるブラウンとロリンズの白熱した語り合いはモダン・ジャズが到達した崇高なる魂の触れ合いの瞬間である。
2011年6月3日に日本でレビュー済み
クリフォード・ブラウン(Clifford Brown 1930年10月30日〜1956年6月26日)は、アメリカ合衆国デラウエア州ウイルミントン生まれの天才ジャズ・トランペット奏者。ハード・バップ期初期の卓越したプレイヤーとされドラムのマックス・ローチとのバンドは高い評価を受ける、愛称は「ブラウニー」、真面目で人から好かれる性格は有名でそれがそのまま柔らかな艶やかな音となり美の聖典とされる。アルバムは1956年1月から2月の録音で共演者はドラムのマックス・ローチ、ピアノはバド・パウエルの実弟のリッチー・パウエル、ベースのジョージ・モロウ、テナーサックスがハロルド・ランドからソニー・ロリンズになったコンボである。ソニー・ロリンズの演奏が元気なないとか、萎縮していたんじゃないかとか、いや立派にブラウニーの双頭をなしているとか、計算があっての事だとか今でも評価が色々あっておもしろい。いずれにしてもクリフォード・ブラウンの演奏が完璧であるため今でも高い評価をえているアルバムに数えられている。1956年6月26日の自動車にマックス・ローチとソニー・ロリンズらも乗っていたらと思うだけでも背筋が寒くなる。
(青木高見)
(青木高見)
2005年9月28日に日本でレビュー済み
プレスティジの「ロリンズ・プラス・フォー」の姉妹編アルバムで、こちらはブラウン=ローチの名義になっている。
飛ぶ鳥を落とす勢いのブラウンに、当時絶好調(だったはず)のロリンズを組み合わせた、ファンならずとも食指を動かされる豪華組み合わせの実現だったが、残念ながらロリンズに期待するとがっかりするので、あくまでブラウン=ローチを聴く作品として味わって欲しい。ブラウンは時に火を噴くような熱演ぶりで、素晴らしい即興を聴かせてくれるからだ。
「ワークタイム」「サキソフォン・コロッサス」はもとより、マイルスとの共演などで、当時抜群の演奏を披露していたロリンズなのに、ブラウン=ローチとの組み合わせではいったいどうしたことだろう。敬愛するエリントンの前で、緊張の余り凡演を残すことになったミンガス(「マネー・ジャングル」)とともに、”猿が木から落ちた”決定的瞬間をとらえた作品でもある。
飛ぶ鳥を落とす勢いのブラウンに、当時絶好調(だったはず)のロリンズを組み合わせた、ファンならずとも食指を動かされる豪華組み合わせの実現だったが、残念ながらロリンズに期待するとがっかりするので、あくまでブラウン=ローチを聴く作品として味わって欲しい。ブラウンは時に火を噴くような熱演ぶりで、素晴らしい即興を聴かせてくれるからだ。
「ワークタイム」「サキソフォン・コロッサス」はもとより、マイルスとの共演などで、当時抜群の演奏を披露していたロリンズなのに、ブラウン=ローチとの組み合わせではいったいどうしたことだろう。敬愛するエリントンの前で、緊張の余り凡演を残すことになったミンガス(「マネー・ジャングル」)とともに、”猿が木から落ちた”決定的瞬間をとらえた作品でもある。
他の国からのトップレビュー
Film J
5つ星のうち5.0
Il est bien arrivé
2023年10月15日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Trè bon vinyle !
karlojazz
5つ星のうち5.0
Sonny Rollins Joins Clifford Brown and Max Roach in the Studio
2011年8月12日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Numerous reviewers have already pointed out that this is not a live recording taped at the nightclub Basin Street so I will attempt to add to the commentary by quoting from an astute jazz writer, Peter Niklas Wilson, the author of Sonny Rollins: The Definitive Musical Guide, a book that I heartily recommend for all Sonny Rollins fans.
About this album Wilson writes: "The music has a completely different character from the Live at the Bee Hive recordings: instead of an unrestrained blowing session, we have a carefully prepared studio date with mainly short solos. Pianist Richie Powell's composing skills are especially featured. As a soloist, he always stood in the shadow of his brother Bud (whose 'Un Poco Loco' he quotes in his solo in 'I'll Remember April'), and in this formation he can hardly hold his own in improvisations alongside the the young giants Brown and Rollins. As a composer and arranger, however, he makes essential contributions to the quintet's tight ensemble sound. Three of the tracks included here ('Powell's Prances,' 'Time,' and 'Gertrude's Bounce') come from his pen, and he knows how to rejuvenate even overworked standards with original intros and arrangements. This applies especially to the movie theme 'Love Is A Many Splendored Thing'--which is normally fairly shallow --but which Powell transforms into a chamber-music-like showpiece with unusual meters (5/4 time),polyrhythmic layerings, and sudden rhythm changes."
Wilson concludes: "With the structural ideas of Powell, the virtuoso solos of Brown and Rollins, and the rhythical fire of Morrow and Roach, all the ingredients for high-quality hard bop are accounted for. Also, more clearly than on the sonically inferior Live at the Bee Hive recordings, the captivating contrast between Brown's elegant, round tone and Rollins' bristly tenor sound comes to the fore."
Highly recommended for all fans of the great trumpeter Clifford Brown and legendary drummer Max Roach, and also for fans of tenor saxophonist Sonny Rollins, as well as anyone with a taste for 1950s hard bop.
About this album Wilson writes: "The music has a completely different character from the Live at the Bee Hive recordings: instead of an unrestrained blowing session, we have a carefully prepared studio date with mainly short solos. Pianist Richie Powell's composing skills are especially featured. As a soloist, he always stood in the shadow of his brother Bud (whose 'Un Poco Loco' he quotes in his solo in 'I'll Remember April'), and in this formation he can hardly hold his own in improvisations alongside the the young giants Brown and Rollins. As a composer and arranger, however, he makes essential contributions to the quintet's tight ensemble sound. Three of the tracks included here ('Powell's Prances,' 'Time,' and 'Gertrude's Bounce') come from his pen, and he knows how to rejuvenate even overworked standards with original intros and arrangements. This applies especially to the movie theme 'Love Is A Many Splendored Thing'--which is normally fairly shallow --but which Powell transforms into a chamber-music-like showpiece with unusual meters (5/4 time),polyrhythmic layerings, and sudden rhythm changes."
Wilson concludes: "With the structural ideas of Powell, the virtuoso solos of Brown and Rollins, and the rhythical fire of Morrow and Roach, all the ingredients for high-quality hard bop are accounted for. Also, more clearly than on the sonically inferior Live at the Bee Hive recordings, the captivating contrast between Brown's elegant, round tone and Rollins' bristly tenor sound comes to the fore."
Highly recommended for all fans of the great trumpeter Clifford Brown and legendary drummer Max Roach, and also for fans of tenor saxophonist Sonny Rollins, as well as anyone with a taste for 1950s hard bop.
NewViewNYC
5つ星のうち5.0
SONNY, BROWNIE & MAX
2022年11月10日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Not live, as the title suggests, but lively to be sure. Sonny in for regular sax great Harold Land.
Standards get magnificently scorched. Originals pop and swing with crisp, crackling solos. All in
peak form. A hard-bop beauty.
Standards get magnificently scorched. Originals pop and swing with crisp, crackling solos. All in
peak form. A hard-bop beauty.
James
5つ星のうち4.0
The Genious of Clifford Brown
2013年3月22日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Who can fault anything by Clifford Brown. He was at his best here. I question the choice of some of the selections. Didn't care for a couple of them, but all in all a fine hour of listening
Ronald K. Byers
5つ星のうち5.0
Basin Street with a Distinctively Brown Tone
2014年5月11日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Excellent and versatile performance from some great musicians playing some great tunes. Hard to find really good Brownie pieces any more, but each time I play one I am reminded of just how good the guy was. the other headliner, this Roach fella... he was no slacker either!