300Bカソードフォロア真空管アンプを主体としたメインシステムを所有していますが、オーディオルームで気合を入れて聞く必要があり、寝室で気軽に聞けるサブシステムを探していたところ、DENONのFシリーズに辿り着きました。
デジタルアンプと言うことで若干不安でしたが、しっかりした芯と奥行のある音場を再生してくれます。
デジタルダイレクトも可能で192ｋHｚ、24bitのDACを内蔵していて、WAVやFLACのファイルも再生できるハイスペックです。
他の方がフルデジタルにしては発熱が多いとのコメントがあり、たしかにやや発熱が多いですが、ディスクリートのTRアンプに比べると全く問題ありません。カタログ上はデジタルアンプとは書いてありますが、フルデジタルとは謳っておらず、また、結構立派なヒートシンクが装備されており、初段はアナログの可能性があると思われます。これはむしろ音質的には好ましいと考えます。物量を投入できる高級アンプのほとんどがアナログのディスクリートで構成されていることからもわかると思います。推測の域を出ませんが、パワーを稼ぐファイナルステージはデジタルで初段はアナログではないかと思います。これは音質もデジタル臭くなく、アナログを彷彿させる温かみのある音質からもそう想像させるものがあります。
海外販売向けにFMチューナーが搭載されていますが、おまけの域を越えて十分実用に耐える音質です。
タイマー再生、スリープ再生もでき、同シリーズのCDプレーヤーとネットワークプレーヤーとの組み合わせでは、リモコンで入力切替も自動で行え、便利です。
価格と考えるとかなりお買い得と思われます。
いいことずくめのようですが、価格上やむをえないものの、若干注文もあります。（あと1万円高くても装備してほしかった）と言うことで４点です。
端子は入力端子金メッキとしてほしかった。
チューナーの音声を他のシステムの出力できるよう、アナログ出力がほしかった。
AUX入力がほしかった。
シャーシの側面トップを厚手のアルミ板として高級感を出してほしかった。
リモコンがやや大きく、コンパクトで高級感のあるものとしてほしかった。
とは言え、このレシ−バーを含め、109Fシリーズはサブシステムとしてはかなりおススメと思います。
（追記）
エージングが効いてきたのか、なかなかしっかりした輪郭のある音になってきました。
タイマーが便利なのと、デジタル入力がある点と価格も考慮し、評価を上げることにしました。
| 電池 | 2 単4形 電池(付属) |
|---|---|
| 商品モデル番号 | DRA-F109SP |
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| カラー | プレミアムシルバー |
| 対応アイテム | スピーカー |
| 電池種別 | アルカリ |
